小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)

「英語より日本語」論

「子どものうちから英語をやるくらいなら、まずは日本語をきちんと教えるべき」―小学校における英語教育が話題になると、必ずと言ってよいほど付いてくるのがこの類の意見です。こう主張する人たちの言うこともわからなくはありませんし、実際に小学生を教えていると、国語力(特に書くことによる表現力)の低さが気になります。

日本語に関して言えば、就学前からの家庭環境が大きく影響しているように思えてなりません。もちろん小学校入学後も、です。少なくとも私が毎週接している高学年の子ども全員の日本語力が落ちていると感じるかというとそうではなくて、半数以上は高学年にふさわしい日本語力を身に付けていると思います。問題は、字の書き方一つを見ても「このまま中学校に進学しても大丈夫なのだろうか」と心配になる子が増えているという点です。

思考に必要な母語がないことには、英語はもちろん、他の教科の学力も伸びません。ただ、外国語(活動)をやめて、その時間を国語に充てれば小学生の日本語力が伸びるか、というとそういう次元の話ではないような気もします。(同様に、次期学習指導要領下で高学年の外国語を教科化して、週当たりの1単位時間を増やすだけで、日本人全体の英語コミュニケーション力が大きく変化するとも思っていません。)「英語より日本語」のように外国語学習と比べてどうこう言っている場合ではなく、もっと重要な課題のような気がします。


断捨離とお引越し

5月も後半に入り、首都圏ではすっかり初夏の陽気になりました。運動会に向けて、さらに練習に熱が入っている学校もあるでしょうか。

私は例年のこの時期はさほど忙しくありません。ここ数日、仕事の合い間に取り組んでいるのが教材・教具の整理です。と言っても、今やっているのは紙ものではなくデータです。パソコンのハードディスクや複数のUSBメモリに散らかって保存されている自作教材や資料をもうちょっと使いやすくしようと、断捨離(断捨利?)とデータの引っ越し作業をしています。

最近まで一番よくアクセスしていたのが4GBのUSBメモリでした。このメモリの容量の半分以上を占めていたのが、JTEとして勤務している学校の外国語活動で使う自作教材です。(そして、小学校で使った後、指導者研修で再利用されるものも多数あります。)おそらくこれからもパワーポイントでスライドを作ったり、色々な画像を教材化することが増えるので、4GBで足りなくなるのも時間の問題でしょう。

この度、8GBのメモリに引っ越すことにしました。それもただコピーするのではなく、改良を重ねた結果、不要になった作品(駄作?)はどんどん削除しました。フォルダの仕分けも使い勝手が良くなるように考え色々と工夫したところ、かなりスッキリしました。6月に入ると忙しくなるので、これで作業効率が上がるといいな


要らぬ習慣

大型連休もいよいよ後半。今ごろUターンラッシュの渋滞中でお疲れ気味という方もいらっしゃるでしょうか。

新年度が始まって1ヶ月。小学校外国語教育は必修化以来の大きな変革を迎えるため、今年度はその準備期間であり助走期間でもあります。一方、少なくとも私が主に関わっている地域では、Hi, friends! の最後の出番の年でもあります。

Hi, friends! を現場や研修で使うに当たり、絵カードやパワーポントのスライドなどの自作教材も少しずつ増えました。実際に使ってみて初めて改善点に気がつくことも多々あり、その都度、改訂や改良を重ねてきました。

自作教材の中には、次期学習指導要領が実施されても Hi, friends! が使われなくなっても活き続けるものもありますが、Hi, friends! と共に使えなくなるものもあります。この1ヶ月の間に、「ここを改善しよう」と思って、いざ改訂作業に取りかかってから「あ、そうか。来年度はもう使えないんだっけ。」と気づくことが何度あったことでしょう。少しずつその頻度も減って行くでしょうが、やはり数年の間に身に付けた習慣ってなかなか消えないものですね。

軌道に乗ったところで連休

ゴールデンウィークが始まりました。と言っても、学校はたいていカレンダー通りに動いていますから、5月1日・2日はいつも通り仕事、という方も多いでしょう。

私も例年通り、4月前半は春休みの延長のようにの~んびり、後半は新年度の初動期間で目まぐるしい毎日を過ごし、今日を迎えました。せっかく軌道に乗ってリズムができた頃にゴールデンウィークでがっかりの人もいるかもしれませんが、学校の先生は年度末の3月と年度初めの4月は追いかけられるような毎日を過ごしているでしょうから、ゴールデンウィークで心身共に休養してこそ、夏休みまでの1学期を乗り越えられるのかもしれません。私はというと、今年はJTEとしてのデビューが早かったので、なおさら4月最後の1週間は慌ただしくなりました。昨年度は統合したばかりだったので、外国語活動が連休明けからスタートでした。

数日前に今年度最初の外国語活動があったのですが、6年は担任の先生も児童も昨年度の5年と変わりません。(1つのクラスがやんちゃでうるさいのも変わりませんf^_^;)ただ、教室の位置が変わり、教室の大型テレビが変わったため最初は慣れるまで戸惑いました。(一方の教室はテレビの液晶画面が故障??)

さて、初対面の5年生。担任の先生のうちお一人は一昨年度に一度組んだことがあり、もうお一人は初めて組ませていただきましたが、昨年度から職員室や印刷室でお会いすると気さくに話しかけてくださる先生だったので、不安なく初回の授業に臨むことができました。これから大変そうなのは児童数。6年生より6~7名多いので、座席の横列が1列多くなっています。1列多いだけで、とても狭く見えます。おまけに横7列なのでペアを組ませるのもちょっと複雑になりそうです。このあたりは担任の先生が上手くやってくださると思いますが、アクティビティのやり方やルールは昨年度と変える必要がありそうです。

う~ん…毎年新たな課題が降ってくるなあ…。

本気度120%

先週、都内のある小学校の副校長先生からお電話をいただきました。一昨年度から何度か研究授業や研修の講師としてお邪魔している学校です。昨年度中に「来年度も先生に研修をお願いしたいので、よろしくお願いします。」と伺っていたので、電話に出たときは今年度の研修日程についてのご相談だと思っていました。

確かにそうだったのですが、驚いたのはその内容と回数でした。副校長先生からのご依頼内容をざっとまとめるとこんな感じでした。

「昨年度までと同様、全教員対象の指導法研修や研究授業の講師もお願いしたい。」
「そのうち夏休み中の1回は、近隣の学校(来年度、この学校と統合予定)の先生方との合同研修にしたい。」
「来年度は次期学習指導要領先行実施の年でもあり、今年度中にすべての教員が本腰を入れて外国語の指導力をつけなくてはいけないので、今までのような全教員対象の研修や研究授業の講師だけでなく、『普段の授業』を参観して個別に指導していただきたい。」
「市教委からおりている予算が○円だが、この金額だったら何回くらい来ていただけるか。」

きれいごとを言うつもりはありませんが、私は「1時間あるいは1回いくらで講師を受けます」などと言える身分ではありません。極端なことを言えば、交通費の持ち出しが出なければよい、くらいです。その旨を副校長先生にお伝えすると、「わかりました。これから研究主任、教務主任と相談して、先生に来校をお願いしたい日程を調整します。」とのお返事をいただき、電話を切りました。

きっと数日後にまた連絡が来るんだろうな~、と思っていたら、またまたびっくり。約2時間後に電話がありました。驚きつつも手元に筆記用具と自分のスケジュール表を準備しました。電話の向こうから副校長先生が「○月○日の□校時と□校時…」のように次々とおっしゃるのを聞き、こちらもテンポよく「はい、空いています!」の返答を繰り返しました。

3月上旬に、私の平成29年度の予定(この小学校からの研修依頼を受けられない日)は文書でお知らせしてあったものの、この1ヶ月でまた新たな予定が入ったにもかかわらず、副校長先生がお知らせくださった日程はすべてOKでした\(^o^)/。それにしてもやけに回数が多い…と思ったら、全学級の授業を参観して全学級担任の先生に個別に指導助言させていただくことになりました。私が何度も学校に足を運ばなくてよいように、でも1日何時間も参観して指導助言をするのは私にとって負担になることも考えてくださってか、1回に2学級ずつ割り振り、ほとんど午前中で固めてくださいました。こういうスケジュールをわずか2時間ほどで調整してしまう副校長先生(と教務主任、研究主任の先生方)の行動力には感心するしかありませんでした。

一昨年、昨年と研修や研究授業の講師をさせていただいたところ、多くの先生方はとても熱心に参加してくださいましたが、確かにやや受け身になってしまっていると思われる先生方も少なからずいらっしゃいました。「これではダメだ!」と管理職や中核となっている先生方が気づかれたのでしょうね。「とにかく全員が授業を見てもらって助言を受けよ」という方針(というか政策?)に踏み切ったこの学校の姿勢に、120%の本気度を感じました。

忙しくなりそうですが、嬉しい悲鳴です。お受けしたからには私もしっかり頑張らなくては。私にも貴重な勉強になるはずです。1年後の、この学校の先生方と自分の成長を楽しみにしています。