勉強じゃない授業??

先日、勤務校での給食の時間に向かいの席にいた図工専科の同僚がボソッと呟きました。
「自分が初任のときは『小学校の英語は勉強にしちゃいけない』って研修で言われたのに、もう来年から勉強になるんだよね。」

えっ 彼が言おうとしていることはわからなくもありませんし、彼を責めるつもりはありません。もしかしたらちょっとした勘違いかもしれません。でも本当に、初任者相手に「小学校の英語は勉強にしちゃいけない」と言った講師がいたとしたら苦言を呈したいところです。

確かにまだ外国語活動が必修化すらされていない頃(多くの小学校で総合的な学習の時間の中で英語活動が行われていた頃)は、「小学校の英語はとにかく楽しく」が最前面に出ていて、歌や絵本に加えてゲームが中心という授業がほとんどだったでしょう。でも学校の教育活動の一部として授業時間を使って行われる以上、遊びの中に「学び」や「勉強」はなければいけなかったはずです。公立小学校における英語教育の出発段階からこのような誤解が刷り込まれてしまったために、いつまでも中学校との連携がうまく行かない、必修化さらに教科化が決まっても教員の意識が変わらない、といった弊害が起こっているのではないでしょうか。

私は小学校外国語活動が必修化される前から小学校の先生方やJTEの方々に研修をしてきましたが、そのときから「楽しいだけではだめ、お遊びだけでもだめ、楽しい中にも必ず学びを」ということを申し上げてきました。「ただのお遊びで45分を過ごすくらいなら、その時間を国語や算数に充てたいと思っている担任の先生(特に高学年)もいらっしゃると思います。」と述べると、多くの小学校の先生はうなずいていらっしゃいました。

逆に、来年度から高学年で完全教科化されたとしても「楽しい学び」をなくす必要はありませんし、なくしてはいけないとも思います。

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いかがお過ごしでしょうか?今日はお休みですが、結局来週の、再来週の指導案を読んで頭の中でいろいろシュミレーションしています。来年の春からいよいよ高学年の教科化がスタートしますが、きっとカオス状態になるでしょうね。昨日来年度に使用する教科書等の価格表を見ました。英語はデジタル教科書になるのでスタートアップセット価格がかなり高額で驚きました。紙の教科書、ワークシートと指導書があれば最低困らることがないのですが・・・「楽しく学ぶ」ことは継続したいと思います。苦しめることはしたくありません。小学生に求めすぎてもいけないと思います。

Re:

ママさんダンプさま、こんばんは。お住まいの地域は台風の影響はさほど受けずに、お変わりなくお過ごしでしょうか。

来年度から使用される検定教科書については、準拠教材のための予算取りという新たな課題が現場に突きつけられていますね。どうせなら市区町村の教育委員会がまとめて購入して管内の小学校に配布する、くらいのことをしてくれれば現場も楽だと思います。(実際にその予定という地域もあると思いますが。)

> 小学生に求めすぎてもいけないと思います。

本当にその通りですよね。新しい学習指導要領も We Can! も、そして少なからず検定教科書も(これは社によって差がありますが)子どものためというより中学校英語科の教師にとって都合良く作られているような気がしてなりません。一方的な押し付けから子どもたちを守らねば...がんばりましょう!
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