見て来ました

今日、仕事帰りに勤務校近くの図書館に行って、来年度の小学校外国語で使われる教科書の現物を見て来ました。扱っている題材は各社ともほぼ同じ(We Can! とほぼ同じ)ですが、やはり個性が出ています。現物を手に取ってみると、先日のNEEでもらったカタログやデジタル教材のサンプル、各社のホームページで公開している情報からはわからなかった特徴も見えてきました。

もちろん私に教科書を選定する権利はないのですが、「弘法筆を択ばず」の如く、プロの指導者ならどの教科書を使うことになっても一定水準の授業ができるはず(できなければ!)と強気になってはみたものの、いざ現物を見ると「わ!できればこれは使いたくないなあ。勤務校のある自治体がこれを選びませんように。」と心のどこかで祈っている自分がちょっぴり情けないです…(-_-;)。

今はまだ採択前なので社名とか細かいことを書くのは控えますが、誌面があまりにもごちゃごちゃしていたり、まるで中学校の文法指導か?と思ってしまうような内容があったりして、思わず引いてしまった教科書もあります。(でも検定は通っているんですよね…。)そもそも We Can! も単元によっては「これ、小学校外国語活動の実態がわかっていない(元)中学校の先生が原案を練って指導書を執筆したのか?」というものもありますから、それを踏襲するとこうなっちゃうのか、といった感じです。誌面のごちゃごちゃ感については、制作・編集に携わった偉い先生方の知恵や力量というより、編集デザイナーのセンスの問題かもしれません。

画期的だと思ったのは、いくつかの出版社は Hi, friends! や We Can! と同じように巻末に活動用の小さな絵カードがついていて、それがミシン目で切り離せるようになっていました。あとは、巻末にシール(ステッカー)がついていて、誌面に貼りながら活動が進められるような工夫がされているものもありました。

音声再生用のQRコードはほぼすべての活動についているのかと思いきや、どの教科書もそこまでではありませんでした。もちろん、これも教科書によってQRコードの付き方や数には差があります。小学生が一人一台スマホやQRコードが読めるタブレットを持っているわけではないし、教科書を自宅に持ち帰らせない学校もあるでしょうから、この程度でいいのかな。

私が We Can! で気になっていることの一つが、 Let's Listen や Let's Watch and Think の課題の与え方です。「わかったことを書こう」のようなかなり荒っぽい指示で、児童が「何を」情報として得ればよいのかわからないまま音声や映像を投げているようにも思えました。(だからと言って、何とかの一つ覚えのように、線結びのオンパレードも能がなさすぎると思いますが。)これも、We Can! が(言葉は悪いですが)やっつけ仕事であったことの象徴ですが、さすがに検定教科書ではここまで粗い活動は見当たりませんでした。(たぶん。全社・全ページをくまなく見たわけではないので…。)

出版社の個性が出ていたと思われるのは単元ごとの自己評価欄です。現在、多くの学校で使われていそうな「ふりかえりカード」に近い形式がそのまま誌面に載っている教科書もありますし、Can-do リストで「できた」「できない」の二択になっている教科書もありました。(ただこの場合、全員が「できた」に印がつけられるよう指導することが前提なのかな?)

英字用の4本線については、どこの社も We Can! のように第二線と第三線の間が不自然に広いのかと思いきや、「やや広め」程度の教科書もあって少しほっとしました。(でも各線の間隔が We Can! とおそらく同比率?の教科書もあって、これを使うことになったらやりにくいな~、という気持ちも正直あります。)

かつて私立の中高一貫校に勤めていたときは、私立なので学校で使用教科書を選べましたし、自分が中学校の所属だった年は比較的優先的に意見を言えました。それでも教科会で意見が割れて、自分にとっては「う~ん、あまり使い勝手のいい教科書じゃないかも。」と思っていても、教科書に頼りすぎず、それなりに工夫してきたわけですから、そのころのことを思い出して、どれを使うことになっても前向きに取り組もう、と今は思っています。(来年度も継続して同じように働いた場合、という条件つきですが。)…とか言いつつ、来年の今頃、このブログに「これなら We Can! の方が良かったかも」なんて愚痴を書いているかもしれません…ってただの非力なわがままじゃん f^^;。

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