先生の英検

1カ月ほど前でしょうか、Amazon から宣伝メールが届いて頭の片隅に置きつつも、あまり気にしていなかった本があります。それがこちら

最初、この本のタイトルを見たときは、小学校の担任の先生が外国語・外国語活動の授業をするうえで必要な Classroom English とか、ALTとの打ち合わせに役に立つ教務上の英語とか、新学習指導要領を踏まえた指導内容や指導法についての知識を問うテストができたのか?と思いました。でもなぜ低学年用があるんだろう?という疑問もありました。

昨日、美容院に行ったついでに大規模書店に寄って現物を見てびっくり。国語や算数など、日ごろの授業で使っている日本語を英語にしたらどうなるか?のような内容なのです。例えば高学年の算数であれば、公倍数や公約数を英語で説明するとこうなる、といったシナリオが英語で書かれています。ちょっと読んだだけでも、私が知らない単語が続々と出てきます。

次の疑問。こういう英語を必要としている人って誰だろう?このテストに合格したメリットを活かせるのってどういう場合だろう?最近では外国出身で日本語がほとんど通じない児童が増えており、その子の介助に付く人が、担任の日本語の説明を英語に訳すときに役に立つかもしれません。(だって、英語で日常会話ができます、レベルのボランティアさんが高学年の各教科で使われるような専門用語を知っているのは稀でしょう。)でも、上記のような児童が英語が理解できるとは限りません。彼らの母語が中国語など他の言語であることは珍しくありませんから。そうなるとどこまで実効性があるか疑問です。

まして小学校の先生に、本書に載っているような難しい英語は不要です。「ペアを作ってください。」レベルの易しい Classroom English ですら咄嗟に出なくてまごつく小学校の先生だって大勢いますから。英語専科にも役立つ、あるいは必要な英語表現かと言われたら、それも違うかな?と思います。なぜなら彼らが算数や理科や社会を「英語で」教えることはあり得ないからです。

この検定…ちゃんと存続するんだろうか?本はぼちぼち売れているようですが…。
http://www.senseieiken.org/


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こんばんわ。「教職英語検定」という存在を初めて知りました!興味深いです。ところで、昨日文科省で来年度から使用される「教科書」の検定が終り、すべて合格とのニュースがありました。小学校の「外国語」がとても気になります。もしかしてmoccoさんと当市が使用する教科書が異なるかもしれませんね。でも、向かっている方向は一緒なので、力強いです。今後も愚痴もきいてくださいね。忘れも物がないか、まだ指導案を見直しをしている春休み期間です。

Re: 教科書

ママさんダンプさま、こんにちは。
そちらもだいぶ雪が少なくなって、春の訪れを感じていらっしゃるでしょうか。我が家の近くでは、もうすぐ桜が満開を迎えそうです。

教科書のニュース、私も見ました。失礼ながらあまり期待はしていません。だって、そもそも学習指導要領が小学生に難しすぎる内容を盛り込んであるし、どこの会社も We Can! をベースにしていることに変わりはないでしょうから。ただの下馬評みたいなものですが、初回は We Can! を作ったアノ会社が半数かそれ以上のシェアを占めるんじゃないかな~と勝手に予想しています。

市区町村によって使用する教材が異なると、研修をする側も大変になるかな~。とりあえずは自分の勤務校のある自治体がシェアの大きい教科書を採択してくれることを祈るのみ、ですf^^;(が、うちの区教委はちょっと天邪鬼傾向があるので心配...)



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