「担任は日本語を話してよいか?」

最近、小学校の先生を対象とした外国語活動の研修で多いのがこの質問結論から言えば「よい」ということになります。というより、「よくない」とか「悪い」という答えはあり得ない、というのが正しいかもしれません
ただ、私がこの質問を扱うときに今一つしっくり来ないのは、日本語を使うことが良いのか悪いのか白黒はっきりさせることが目的であるかのような議論になりがちなことです

学習指導要領の目標も「外国語を通じて」という文言から始まっているわけですから、子どもたちが英語にたくさんふれられるような授業展開をするのは当然のことなのに、「担任は日本語を話してよい」という言葉だけが一人歩きをしている印象を受ける場合もあります。特にALTやJTEとのティーム・ティーチングで、教育委員会などから「担任がT1ですよ」と強く指導されると、日本語をいっぱい使ってもいいから、とにかく自分が授業を仕切ることが担任の使命と勘違いし、さらにパートナーがJTEでなくALTの場合は彼らがCDプレーヤー代わりになってしまうことも珍しくありません。授業を参観している私にとっては、45分終わってみて一番耳に残っているのが子どもたちの英語でもJTE/ALTの英語でもなく担任の日本語の説明、というのは何とも後味の悪いものです

私が思うに、担任が日本語を話すことが悪いのではなく「必要な場面で効果的に日本語使う」ことが大切なのであって、その判断基準は「児童にこれを学習させたい、だからここは英語だけでやる、ここは日本語を使う」という視点でなければいけないと思うのです。何が子どもにとってプラスになるか、少し冷静に考えてみませんか?

ついでに一言。今まで自分がJTEとして組んだ担任の先生や、授業を参観させていただいた担任の先生を考えると

1.ワンパターンの英語を少しだけ使って授業を進める担任
2.英語が堪能で英語をたくさん使う担任
3.英語も日本語もほとんど話さない担任
4.ほとんど英語を話さず、日本語で授業を進める担任

の順に児童の意欲が高いと感じています。3.はJTEやALTにほとんどお任せの場合。4.は担任が話す量が多く、児童が英語を使う場面が少なく、「外国語活動」になっていないことが多いです。

テーマ : 小学校外国語活動
ジャンル : 学校・教育

Keyword : 小学校外国語活動 日本語 ティームティーチング

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