落ち着こう

新年度の人事異動ばかり気にかけていて、もっと大事なことを忘れていました。3月31日に文部科学省のホームページで次期学習指導要領が公示されていたんですよね。2月中旬発の「次期学習指導要領案」へのパブリックコメントの概要も掲載されていて、さしあたって関心のある箇所、自分の仕事と直接関係のありそうな箇所は興味深く読みました。

さて、2月中旬に案が発表されてからずっと引っかかっていることがあります。高学年の外国語の「内容」に以下の記述があります。

代名詞のうち,I,you,he,sheなどの基本的なものを含むもの

どうもこれを早合点して解釈した人がいるようです。例えば家族や友だちの紹介などで “He / She is ~. ” あるいは“He/ She can ~.” という文を使うことはあるでしょうし、この程度の文を聞いて意味がわかる、~の部分に適切な身近な語を入れて言う、ということは、3年生から5年生まで計140時間の外国語(活動)の授業を経てきた児童にとってさほどハードルが高いとは思えません。

ところがなぜか「代名詞で he / she を扱う」の部分が「三単現を教える」と誤解されているようです。2020年度からは文科省が作成した暫定教材ではなく、検定を通った教科書が現場で使われることになるわけですが、実際のところは教科書を見てみないことには私もわかりません。ただ、現時点で文科省が明示していない内容を(素人の個人がSNS等で発信したものならともかく)、マスコミや大学の先生など社会的責任や影響力のある人が発信してしまうことに違和感があります。

先日も道徳の教科書の検定に関して「パン屋が和菓子屋に書き換えられた」ことだけがひとり歩きしてテレビでも取り上げられました。外国語、外国語活動も今回の指導要領改訂では大きな変更となるだけに、マスコミが注目するでしょう。情報を受け取る側の私たちは見聞きしたものを鵜呑みにするのではなく、情報の信ぴょう性を自分で判断する力が必要かもしれません。

でも本当はそれ以前に、然るべき立場の人が誤情報を発信しないことと、文科省が素早く簡潔に情報を公開することが大切だと思います。

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プロフィール

Author:mocco
J-SHINEトレーナー
元中学・高校の英語教師
小学校外国語活動講師(JTE)
首都圏を中心に各地の小中学校で研修講師も務めています
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