WTTのふりかえり その2

前回の投稿のつづきです。今回は Welcome to Tokyo Unit8 「おみやげを探してあげよう!」についてです。

この単元も教材に示されている Project を実行するのはとても無理、だからと言ってDVDを視聴するだけで終わっては授業になりません。とはいえ、まずは教材に示された通りにDVDを視聴し、内容についての質問に答えるという手順で進めました。そこでの珍(?)解答。(まあ、ウケねらいでしょう。普段からいかにもそういう感じの男子なので)「アナはもともと、だれへのおみやげを探しに商店街へやってきたのかな?」に対する答え「エルサ」。『アナ雪』の見過ぎですか!?

ここでは買い物がメインテーマなので、外国のお金についてもふれました。参考資料はこちら

世界のお金図鑑 http://doranekokazu.com/

パワーポイントで画像を見せながら、どこの国のお金か、通貨単位は何か、などをクイズ形式(もちろん英語)で進め、通貨記号にもふれました。突然ですがここでみなさまにクイズです。

「日本、フィリピン、デンマーク、ノルウェーの通貨に共通することは何でしょう?」

6年生の児童にも同様のクイズを出題しました。パワーポイントでそれぞれの国の国旗をクリックすると、その国の特定の硬貨の写真が表示されるようにスライドを作りました。最後に開けたのは日本なのですが、勘のよい子は最初の国の硬貨の写真を見てピンと来ていたようです。

答えは「穴の空いた硬貨が流通している国」です。その中でも日本の五円玉はかなり特殊で、アラビア数字が一切使われていません。(外国人観光客泣かせのお金?)実際、いくつかの国でホームステイの経験をしたことがある知人は、出国前に五円玉にたくさん両替をしておき、ホストファミリーやお世話になった人にお土産と共に五円玉を渡すと珍しくて喜ばれたそうです。

さて、この単元のふりかえりカードには「外国から東京に遊びに来た友だちが、家族へのお土産をさがしています。あなたは何をすすめますか。理由も書きましょう。」という項目を入れました。「扇子」「手ぬぐい」「人形焼」などは複数の児童が答えていました。「かさばらない」という理由を考えられるのはさすが6年生といったところでしょうか。

児童がふりかえりカードを書いている間、私はたいてい教具の片づけをして担任の先生は教室内を巡回して児童の記述を見ています。このときは授業の最後に少し時間があったので、担任の先生が巡回中に「この子のふりかえりは全員に聞かせたい」と思ったものを全体で発表させました。

その中で特に印象に残ったのは「折りたたみがさ」でした。これを書いた子のおばあちゃんはアメリカ人なのですが、理由は「おばあちゃんがアメリカから遊びに来たとき、日本の折りたたみがさはじょうぶで軽くてデザインがおしゃれだと言って、おみやげに何本も買って帰ってよろこんでいたから。」というものでした。これを聞いた他の児童も「へぇ」という反応でした。折り畳み傘そのものは外国にもありますし、特に日本的なものでもありません。でも外国の人が本当に選んで喜んで買って帰った、という実話が子どもたちにとって説得力があったようです。児童どうしの学び合い、という当たり前の大切さを噛みしめました。


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プロフィール

Author:mocco
J-SHINEトレーナー
元中学・高校の英語教師
小学校外国語活動講師(JTE)
首都圏を中心に各地の小中学校で研修講師も務めています
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