WTTのふりかえり その1

前回の投稿で Welcome to Tokyo を扱った授業で、児童が書いた「ふりかえり」についてふれましたが、もう少し付け足します。前回は5年生の話でしたが、今回は6年生です。

まずは Unit1。ここではメインキャラクターの Shinji だけでなく、他のキャラクターについても地下鉄の路線と絡めて英語でやりとりをする活動を行いました。このとき、東京都内の路線図をペアで1枚配布し、路線図を見ながら活動を進め、さらに中学校につなげるためにヘボン式ローマ字についてもふれました。駅名などの固有名詞の表記はヘボン式が基本ですからね。「新橋」を Shimbashi と表記することに「へぇ~」だった子もいましたが、先日、新聞記事になったような「2種類のローマ字表記があるせいで児童が混乱する」ということは、少なくともこのときは起きませんでした。おそらく訓令式とヘボン式の特徴をざっくり簡潔に(1分もかからない)説明して児童が納得したうえで進めたからだと思います。

この単元の Project 「いろいろな観光スポットへの行き方を(英語で)伝えよう」は、私が教えている児童にはハードルが高すぎるので行いませんでしたが、「新宿から乗り換えなしで、それぞれの名所(児童になじみのある上野動物園や高尾山)に行くには、どの路線に乗ればよいか」をグループで考えさせ、「外国人観光客役の私に英語で教える」というロールプレイも行いました。

このときのふりかえりカードには「あなたが外国人観光客を東京の名所に連れて行ってあげるとしたら、どこに行きたいですか。理由も書きましょう。」という項目を入れました。野球少年は「東京ドーム」、おしゃれ好きな女の子は「渋谷の109」など、この記述にも児童の趣味や個性がよく表れて、楽しみながら読みました。(学校の最寄駅から渋谷へは乗り換えなしで15分ほどで行けるのですが、下町から遠いせいか、浅草寺、東京スカイツリー、秋葉原など、いかにも外国人観光客が多く集まりそうな場所はあまり出ませんでした。)

それ以外の自由記述の欄で多かったのが「東京に住んでいても、知らない場所や駅がたくさんあるのでもっと知りたい。」「オリンピックのときは外国の人を案内できるように、英語だけでなく電車のことも色々知らなければいけないと思った。」という内容でした。何だか怖いくらいにこちらの思惑意図にはまっています。そうなんです。英語表現だけ勉強して覚えたところで、案内できる内容を知らないことには実際に使えないんですよね。

なお、ここで使用した路線図は下記で入手可能です。「複製・転載・再配布自由。ただし売らないでください。」という寛大な注意書きがついています。

47都道府県鉄道路線図 ひまわりデザイン研究所

東京都の路線図はこちら
http://www.47rail.jp/data/13_tokyo_201603.pdf

他の Unit についてはまた後日。


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