小中連携のちょっといい話

前回の記事の続きです。
この日の研究授業は近隣の中学校の英語科の先生、外国語活動に関心のある小学校の先生も参観していました。その後の協議会の席での中学校の先生方の発言がちょっと嬉しかったので書きます
実は研究授業の2週間くらい前に、この地域の教育委員会関係者から「この校区の中学校の先生は小学校外国語活動でもしっかり文字指導を実施してほしいという要望が強いので、外国語活動の目標から外れないよう、児童に無理させないよう、助言していただけるとありがたい」という旨の依頼がありました。ところがそれは昨年度までの話のようで、この日に出席していた中学校英語科3名のうち2名は今年度異動してきたばかりとのことでした。むしろ、今年度の3名は小学校外国語活動にとても理解のある先生方で「確かにライティングの指導は大変だけれど、書くことの指導は中学校でしっかりやりますから任せてください。それより小学校では音声を(それもできれば楽しく)たくさん聞かせてきてください」との力強いお言葉がありました。さらに「小学校でまだ英語活動が実施されていなかったときの生徒と比べると、受験が近づいた3年生でもペアでのインタビューなど英語を話す活動を嫌がらずにやるし、明らかに発音が良くなっている」との報告もありました

出席者は小学校の先生の方が多かったので多少のリップサービスもあったのかもしれませんが、「中学校の先生を立てながら過度の文字指導に走らないよう、どううまく助言すればよいか」という私の悩み(というほどでもないけど)は杞憂でした。「小中連携は難しい」という声はあちこちに研修に行った際によく聞こえてきます。英語に関して言えば、小学校では領域、中学校では教科ですし、目的も違うので5~9年間の滑らかなスロープを登るように子どもたちに学習させようとするのはそもそも無理だと思っています。それを狙ってしまうとたいていの場合は出発点である小学校側に無理が行くケースが多いのではないでしょうか。でもこの中学校の先生のように「引き受ける側」が心構えをしっかり持ってくだされば、何も小難しい研究をしなくても意外と小中連携は上手く行くような気がします

テーマ : 小中連携英語教育
ジャンル : 学校・教育

Keyword : 小学校外国語活動 小中連携

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