小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)

それなら自分が

一昨日のつづきです。
実はT先生は、この日、私が参観したクラスの学級担任ではありません。特別支援学級の担任をしていらっしゃいます。そして地球の絵を見せながら “This is my father.” と言ったユニークな発想の子も特別支援学級に在籍している子でした。

T先生は、特別支援学級の児童と通常学級の児童の交流の機会を設けようと日頃から積極的に動き、T先生が特別支援学級の児童を連れて同学年の通常学級に入って一緒に授業を受けるという試みも何度かあったそうです。通常学級の先生はいつも通り授業をなさり、T先生は特別支援学級の児童2名に付き添って必要な支援をしていたそうですが、T先生も2人の子どもたちも「お客様」あるいは「お邪魔しています」という雰囲気になってしまっていたうえに、学習活動のうえでも「本当にこの子たちのためになっているのだろうか?」と疑問に思うこともあったそうです。

幸いT先生は英語が堪能で、前任校では外国語活動の中核を担っていたそうです。T先生は「他の教科だと高学年ともなると学力面でも通常学級の子と大差がついてしまうけれど、もしかしたら外国語活動ならうまく溶け込めるのではないだろうか。コミュニケーションを教える時間なのだから交流には適しているし、自分がT1をやったら子どもたちも『お客様』にならずに済むのではないか?」と考えたのです。

この学校の管理職の先生も通常学級の担任の先生も理解のある方々で、T先生の提案に賛成してくださったそうです。以後、毎回ではないけれど、いくつかの単元で、担任の先生も児童も通常学級と特別支援学級合同の外国語活動が実施されました。T先生がT1、ALTがT2、通常学級の担任の先生がT3というティームティーチングでした。教室内にいる児童のほとんどは通常学級の子どもたちですから、私が参観したときも、授業の進行はT先生が主でしたが、ボランティアを指名したり児童が一斉に動き回るような活動ではT3であるK先生が大活躍でした。子どもたちの活躍もさることながら、先生方のチームワークも本当に素晴らしい授業でした。

授業後に管理職の先生から伺ったところでは、外国語活動でこのような取り組みを始めて以来、他の教科での合同「受業」も上手く行くようになり、かつてのような「お客様」的な雰囲気が薄れ、通常学級の子どもたちにもプラスの変化(「成長」と言い換えてもよいかもしれません)があったそうです。

寒空の中、ほっこり温かい気持ちで学校を後にしました

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プロフィール

Author:mocco
J-SHINEトレーナー
元中学・高校の英語教師
小学校外国語活動講師(JTE)
首都圏を中心に各地の小中学校で研修講師も務めています
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