実態を見れば納得できること

先日、JTEとして勤務している小学校の6年生の担任の先生がこんなことをおっしゃっていました。

「英語教室に行っている子でもアルファベットの小文字って難しいんですね。先生(=私)に色々なバージョンのアルファベットの歌やチャンツを教えていただいて、音声としては十分認識していて、『アルファベットくらいわかっているもん。もう飽きた』って顔してますけど、いざカードを使って文字の形を認識するとなると、a~zまで順番通りに並べるのもなかなかできない子がいるんですよね。1年生にひらがな、カタナカを教えているのと何だか同じような気がします。覚えない子はなかなか覚えませんねえ。」

その通り。しかもひらがな、カタカナはほぼ毎日目にしますし、学校にも家の中にもあふれています。アルファベットもお店の看板や商品のロゴなどに使われていて、特に大文字は目にする機会が多いでしょうが、それでもひらがな、カタカナに比べたら目から入る機会がずっと少ないことは言うまでもありません。高学年ともなれば形の認識力は1年生よりずっと勝っていますから、目にする機会が少なくなっても他の知力で補うことができるとはいえ、限界はあると思います。

1年生に母国語であるひらがな、カタカナを教えることの大変さがわかっている小学校の先生だからこそ、たった週1回の外国語活動で、文字指導だけしているわけではなく、むしろ音声によるコミュニケーションが中心の授業の中でアルファベットを認識することが子どもにとっては難しいことを実感されているのでしょう。これが筆記用具を持って紙に書くとなったらますますハードルが高くなるのは言うまでもありません。

さすがに最近は「小学校でアルファベットの読み書きくらいできるようにしてほしい」と公言する中学校の英語の先生は減りましたが、この発言がいかに現実離れしているか、小学校で実際に指導してみればわかると思います。

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昨日は立春。北国はまだまだ雪に閉ざされていますが、外国語活動の時間はやってきます。学校によっては残り1時間とかになり、寂しい気持ちになります。特に6年生にはご褒美ステッカーを特盛しています。アルファベットは何文字?クイズはおもしろいです。会社のロゴを使い、文字を当てさせる活動には熱が入ります。わくわく感がたまらないようです。教科書を終えることのできないので、レッスンを飛ばすところもあります。忙しい中で、英語活動をするのは本当に大変だということを知って欲しいし、子どもががんばっているようすも保護者の方に見てもらいたいです。コミュニケーションがずれるから、世界全体が恐ろしい方向へ動いているような気がします。

寒いですねえ…

ママさんダンプさま、こんにちは。
今日は東京でも雪が降っています。でも積もらずにに済みそうです。(…というどうでもよいレベルの話を、雪国のママさんダンプさんにするのが申し訳ないような気がします。)

>コミュニケーションがずれるから、世界全体が恐ろしい方向へ動いているような気がします。

ホント、そうですよね。でも実は世界だけじゃなくて、日本のほんの小さな組織の中でもコミュニケーションがずれまくっていると感じるときがあります。これでは言葉が通じなくて、文化も育った環境も違う人たちとうまく意思疎通など図れるはずがありません。東京オリンピック・パラリンピックに向けて英語力を伸ばそうとするのも結構ですが、それより以前のコミュニケーション力をまずは大人が身に付けないことにはどうしようもないですよね。
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