教え方の後ろ倒し

一昨日、東京で開催された J-SHINEのシンポジウムに行って参りました。パネリストはみなさん英語教育に関わる方ばかりですが、それぞれ異なったお立場なので、色々な分野、色々な視点からのお話しを聞けるよい機会であると同時に、こういうシンポジウムに参加するといつも私の頭の中は(言葉は悪いですが)情報や意見が散らかった状態で帰宅することになります。でもそれでいいのかな。そもそも色々な人の話を一本で繋げようとか、きれいにまとめようとする必要もないわけで、自分のアンテナにビーン!と引っかかった言葉や情報を取り込めばよいか、とも思います。

今回のシンポジウムで私の感度計の針が一番大きく振れたのは「内容の前倒し、教え方の後ろ倒し」の後者でした。小学校の外国語が教科化されたら、現行の学習指導要領で中学校の内容に入っているものが小学校高学年に前倒しになるのは必至でしょう。ただしそれだけではなく、教え方は後ろ倒し、つまり今、小学校の外国語活動で行われているような音声中心、コミュニケーション重視の指導法がますます中学校で重要になるというわけです。

中学校の先生の中には、すでに小学校外国語活動で子どもたちが慣れ親しんだ内容や指導法を中学校の授業に活かして、「領域」と「教科」の壁を上手に乗り越えて(児童に乗り越えさせ)小中連携を図っている方もいらっしゃいます。ただこれは行政というか自治体の教育委員会がリーダーシップを発揮しないと難しいということも個人的には感じています。

単に中学校の内容を小学校に下すだけでなく、中学校の先生も小学校の外国語についてしっかり研修を受けて、教え方の後ろ倒しが円滑にできるといいですね。この言葉を聞いて思ったのですが、多忙な小学校の先生の中から推進リーダーを育成するのも良いですが、中学校の外国語科の先生に小学校外国語の研修を受けさせて小学校で専科として、担任がT2のティームティーチングで授業を担当させる方が小中連携も上手く行きそうですし人材育成としては効率が良いような気もするのですが…

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