だって預言者じゃないし…

昨年あたりから研修でたまにきかれる質問がこれ
「次の学習指導要領の改訂で、小学校の英語ってどうなるんですか

私の解答。
「私にもわかりません。文部科学省からの公式な発表を注意深く待つしかないと思います。」

何だか頼りない講師に思えるかもしれません。そう思いたい人は思ってかまいません。でも私は預言者ではありませんから。

外国語活動が必修になるまでも、なってからも、小学校英語については噂あるいはデマに近いような声があちこちで聞かれました。未だに「小学校ではアルファベットを教えない」とか、逆に「3年生でローマ字をやっているんだから、小学校卒業までにアルファベットは全部書けるようになっているんでしょ」とか、当たり前のような顔をして言う人もいるくらいです。

この夏、ある小学校の先生からはこんな声も聞こえました。
「小学校に英語の専科教員が来たら、私たち担任は英語の授業に必要なくなるんですね。この10年間、一生懸命取り組んできたのに…」

別の小学校の先生
「必修化になって、こんなに苦労して頑張ってきたのに、これで教科になって時間数が増えたら、また私たちの負担が増えるのでしょうか。」

お気の毒に…。現場のこうした不安や困惑に満ちた声を関係者はどれだけ真剣に受け止めているでしょうか。私もあまり無責任なことは言いたくないのですが、悩める小学校の先生に一つだけ申し上げたいのは「正式決定していないことがほとんど」という点です。現段階で文科省の関係者や英語教育を専門とする大学の先生が、どこかの研修やシンポジウムで発言したことでさえ、数年後にどれだけ現実のものとなっているかどうか、私は疑わしいと思っています。特に、小学校英語推進派の方々の発言は冷静に受け止めなければいけないと感じています。

人間はどうしても口を開けば自分の主観が入ってしまって仕方ありません。例えば、文字指導やフォニックスに関心の高い人は、あたかも次の学習指導要領では高学年で文字の読み書きが入ることが当然のように言いますが、これとて決定事項ではないはずです。少なくとも私は、今のように英語を専門としない小学校の先生による単独指導、あるいは、そうした担任の先生+英語教育の専門的な訓練を受けていないJTE/ALTのティーム・ティーチングでフォニックスの指導を実施することは大反対です。(中学校の英語の先生でも、まともにフォニックスの指導ができる人の方が少ないことは実感済ですから。)

今は目の前の子どもたちにとって最良と思えることに真剣に取り組み、そして数年後に小学校英語がどういう方向に行っても右往左往しないよう、日々、英語力と指導力の向上のために勉強するのみ、です。

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暑かった夏も終わりかけています。お変わりなくお忙しいようですね。2学期が始まり、また外国語(英語)の活動が始まりました。本当に現場の先生方は時間がなく、ばたばたしているのが現状です。一学級の人数を減らし、学級担任にも余裕があれば活動にもそれなりの余裕ができるので英語に否定的な姿勢がなくなるかもしれません。子どもは敏感に大人の様子を見ています。将来何かの役に立てばと思い、今日もがんばります。

ママさんダンプさんもご活躍のご様子、嬉しいです。
現場の大変さを理解し、先生方や子どもたちのために、いつも前向きなママさんダンプさんに私も元気をいただいていますv-341

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