ボケ上手

先日、とある小学校で3年生の英語活動の授業を見せていただきました。扱っていたテーマは「色と形」で、担任の先生とALTとのティーム・ティーチングでした。中学年らしく、男子はわんぱく盛りで女子は少しおませな子もいる学級でした。全体としては賑やかで活気のある子どもたちです。

いくつか課題もある授業だったものの、私が一番感心したのは担任の先生が「ボケ上手」なことでした。たぶん30代半ば、まさに働き盛りの男の先生でした。色画用紙の上に内側をくり抜いた様々な図形を重ね合わせた絵を子どもたちに見せ、ALTが“What's this?”とたずねると、三角形なのに square と言ってみたり、赤なのに blue と言ってみたり、わざと間違えるのですが、そのボケっぷりにわざとらしさがないのです。

当然のことながら、活発な子どもたちですからすかさずツッコミを入れます。大事なのはツッコむときに子どもたちが何を言っているか、です。そう、子どもたちは正しい英語を言おうとするんですね。指導者が“Repeat after me.”と言って子どもたちに繰り返させたり、絵を見せながら“What's this?”と質問して答えさせる活動は決して悪くはありませんが、こればかりでは子どもにとって「言わされている」活動になってしまいます。

でも上記のように担任の先生がわざとボケると、子どもたちは「言いなさい」などと言わなくても我先に正しい英語を言おうとします。結果として言えなくても、担任のボケを集中して聞いていますし、正しいか違うかを考えるので、機械的な口頭練習に比べたら、はるかに子どもの活動度は高いと言えます。

まあ、これもボケ方が下手でわざとらしいと教室の空気がシラけそうですが、演技力に自信のある先生はボケテクニックを磨いて、子どもたちと「英語による本物のコミュニケーション」を楽しんでみるのも良いかもしれませんf^_^;。



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