今年のふりかえり

今年は、今日28日が土曜日なので昨日が仕事納めという方が多かったのではないでしょうか。今日は大掃除に勤しんでいる方、ふるさとに向けてすでに出発された方、年末年始を海外や遠方で過ごすために移動中の方、色々でしょう。私は家でそこそこのんびり、そこそこ仕事です。

今年は元号が変わったり、消費税が10%に上がったり、スポーツ界は話題に事欠かない1年でしたが、自分にとっての重大ニュースは台風19号でした。自宅が壊れたとか浸水したとか被害は全くありませんでしたし、避難をしたわけでもありませんし、台風一過の翌日は仕事も含めて何も予定が入っていなかったので特に困ったことも大変なこともありませんでした。しいて言えば、10月中旬に福島県側の尾瀬に紅葉を見に行く予定だったのが、東武日光線の不通とトレッキングコースの通行止めのためにあきらめざるをえなかったことくらいです。この寒さの中、仮設住宅等で年を越す方が大勢いらっしゃいますが、少しでも心穏やかに新しい年を迎えられるようお祈りします。

さて、自分にとっての「今年の漢字」を1つ選ぶとすれば…
効

効率の「効」です。We Can! を使い始めて2年目、今年度新たに取り組んだ単元もあって昨年同様、苦労も多かったのですが、そういう中でも授業づくりに役立ったのがICTの力でした。さほどICTに強いわけでもなく苦手なわけでもないのですが、「スマホでこんなことできるんだ!」「タブレットPCをこんな風に使えばいいんだ!」という発見が多い1年でした。それも誰かに教わったのではなく、自分で調べて、自分にとって使い勝手のよい方法を身に付けたこともあり自分流「主体的な学び」ができたかな、と自負しています。(デジタル機器に詳しい人から見れば「え?今さらそんなことで喜んでんの?」とツッコまれそうですが…f^^;)特に夏休み以降、2学期の授業ではタブレットPCの稼働が増えましたし、放課後や自宅での仕事でスマホを使うことも多くなりました。

来年度はいよいよ検定教科書を使うことになります。悩むことも多そうですが、さらに効率アップを目指して、限られた時間で少しでも質の良い授業づくりを目指したいと思います。

もしかしたら年内にもう1回くらい投稿することがあるかもしれませんが、このブログを読んでくださった皆様へ…「どうぞよいお年をお迎えくださいませ。」

2つの視点 6年生編

昨日の続きで、今度は6年生の話です。6年は訳あって2学期の最後に We Can!2 Unit2 日本文化の単元をやりました。その中で色々な国の通貨についてクイズを実施しました。日本の5円玉や50円玉のように穴のあいた硬貨が流通している国はとても少ないこと、さらに5円玉は算用数字が使われておらず世界的にも珍しい硬貨であることも触れました。これについて、またまた正反対とも言える記述がふりかえりカードに書かれていました。

Aさん「ふだん何気なく5円玉を使っているけれど、とてもレアだとわかり、少し誇らしくなった。」

Bさん「漢数字しか書かれていないと外国人にはわかりにくいので、今度お札が新しくなるから5円玉もデザインを変えて、ちゃんと5の数字を入れた方がいいと思う。」

な~るほど…。私はどちらも素敵な考え方だと思いました。

2つの視点 5年生編

もうすぐ冬休み~。私は明日の6年の授業が仕事納めです。冬休みに入る前に、現場のできごとを書きます。

5年は道案内の単元で2学期の授業を終えました。建物・施設名に関連して、社会科の復習も兼ねて地図記号を扱いました。外国人観光客の増加に伴い、新たに生まれた地図記号もあります。それについて、ある2人の女の子が全く異なる内容をふりかえりカードに書いていました。

Aさん「塾の宿題で地図記号を暗記しなければいけなかったときはすごくいやだったけど、日本語がわからない外国人にとって、地図記号は大切なものなんだな、と思いました。」

Bさん「外国人のために新しい地図記号が増えるとめんどくさい。」

Bさんの記述は子どもらしいと言えばそうなのですが、Aさんのような子を育てるのが私たちの仕事なのかもしれませんね。

シンポジウムレポート

3日遅れの投稿ですみません。3日前の日曜日に行われた J-SHINE シンポジウムについてです。感想を一言で表すなら「J-SHINEさん、アルクさん、ありがと~♪ 行って良かった!」です。

自由席だったので少し早めに行って、スクリーンが見やすい最前列に座りました。机上にはメモパッド、フリクションペン、緑茶のペットボトル、資料が置かれていました。ここで初めて「あ、筆記用具忘れた。」と気が付いたのでお土産にペンを頂けたのがありがたかったです。(ノートは持って来たくせに…。おかげで近くのコンビニに走らなくて済みました。)

机上の資料で驚いたのは J-SHINEとアルクが共同で行った調査のレポート冊子(74ページ)でした。司会の方は「お荷物が増えて申し訳ありません。」とおっしゃっていましたが、「いえいえ、これを頂けるなんてありがとうございます♪」という気持ちでした。この日は調査結果の概要報告が30分弱で行われましたが、その際に使用されたパワーポイントのスライドをまとめたものも頂けたので、まずはざっくりと全体像を掴んで、その後で冊子にじっくり目を通すと J-SHINE 資格取得者の活躍ぶりや小学校英語教育、さらには日本の児童英語教育の現状が見えて来ます。(もちろん、この調査結果がすべてではありませんが、自分のごく限られた行動範囲ではわからない実情もわかり、勉強になります。)

なお、この調査結果と分析については J-SHINEのホームページのトップからリンクが張られていますので、関心のある方はぜひご覧ください。

後半のパネルディスカッションもあっと言う間の1時間40分でした。パネリストの人選も良かったと思います。研究指定校などの特別な学校ではなく、大都市でもへき地でもなく、ほどよい「中間」をねらっていました。小学校の校長先生、元々は中学校の英語の先生で昨年度まで市教委で指導主事をしていらした小学校の校長先生、英語専科でも英語教育推進リーダーでもないけれど外国語活動に前向きに取り組んでいらっしゃる小学校の先生、かつて東京都教育委員会にお勤めだった大学の先生、のように現場と行政の両方の視点で語っていただけたのが良かったです。

この日、印象に残った二言。

Learning by Doing
子どもは自分の話を聞いてくれる大人を信頼する

なぜ指導案を作るのか?

前回の投稿でふれた研修でのできごとで、思い出したことがあるので付け加えます。

研修に参加していたあるJTEがこんな発言をしていました。「担任との打ち合わせの時間が取れないので、指導案を作ることで何とかティーム・ティーチングができるように頑張っている。担任に言ってほしい英語はすべてスクリプトを書いて渡しているのに全然読んでくれない。こっちは自宅での作業はすべて無償でやっているのに。」

もう少し詳しく尋ねてみると、1回分の授業につき、スクリプト入りの指導案はA4判で4~5枚とのことでした。その方のボランティア精神は立派ですが、ただでさえ忙しい小学校の教師、それも特に英語が苦手だと思っている担任がA4判4~5枚に(おそらく)英語がびっしり書かれたものを読む気にはならないでしょうし、見たとしても覚えられるはずなどありませんから授業中に指導案を手に持ってほぼ棒読みになるか、早々に諦めて「それならむしろ文科省が作った指導案を見ながら、自分が日本語を使って必要なところだけJTEに言ってもらった方が楽」となるのではないでしょうか。英語が苦手でもデジタル教材を使うことに抵抗がない先生ならなおさらです。

担任との打ち合わせ時間が取れないから指導案を作って対応する、というのは解決策としては王道でしょう。ただ、なぜ担任との打ち合わせ時間が取れないのか、そこまで考えてみた方がよいと思います。単に担任とJTEの時間が合わないだけでなく、とにかく担任は忙しい!忙しいからJTEにおんぶに抱っこでよいというものではありませんが、打ち合わせなしでもティーム・ティーチングの質を上げようと思ったら、むしろ担任が短時間で45分の流れや自分の役割が頭に入るように指導案そのものを超シンプルに、できればA4判1ページに収まるような略案にするのが理想でしょう。指導案を作る目的は、担任にたくさん英語を使わせるためではありませんよね。

補足すると、担任が話す英語の量を増やすには時間もかかりますし、少なくとも丁寧なスクリプトを作って渡す、のはあまり効果的とは思えません。それよりもJTEができるだけ簡潔な教室英語を、児童にも無理なくわかるくらいのスピードで言って、担任にその場でまねてもらう、という方法もあります。そのためにはJTEが間を置かずにしゃべり続けることがないよう注意が必要です。やや不自然な流れにはなりますが、2人の別々の先生の口から同じ英語が繰り返し出て来ても、子どもはさほど気にしないと思います。担任がやるべき業務を終えてからさらに英語のスキルアップのために時間を割くことはほぼ不可能に近いでしょうから、On the Job で児童と一緒に授業中に少しずつ英語力をつけるのが現実的なのではないでしょうか。

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