連休中の1日

今日は平成最後の日。でも私は特別どうということなく、いつものゴールデンウィーク中の1日と同じように過ごしています。あえて平成の時代を振り返るとすれば、私は昭和の最後の大卒なので、平成の歴史はそのまま自分の英語教師の歴史と言えます。私立高校の英語教師から社会人生活が始まり、初年度は高3の副担任だったので、学校にいるほとんどの時間を平成最初の卒業生と共に過ごしたことになります。

30年と4カ月…やはり長いです。英語教育の世界でもこの30年の間にずいぶんと変化がありました。しかも自分は高校、中学校、小学校を渡り歩いてきたせいか、激動とは言わないまでも、常に変化の中に身を置いて来たような気もします。

明日からも特に今日までと同じように、変化というより少しずつ前進を続けて行くんだろうな、と思います。

デジタル教材・場外活用法

新年度が始まって、ようやくエンジンがフル稼働してリズムに乗ってきたかな…という頃の10連休(-_-;)。ま、今年1年だけのことですからね。勤務校は毎年5月に運動会をやっていたのですが、この10連休で準備不足になることを懸念し、今年は10月に実施予定です。

さて、移行措置期間2年目を迎え、自分の中では We Can! の教材研究の仕方が変わってきました。一番変わったのはデジタル教材のとらえ方です。去年の今頃はあらゆるコンテンツを見て、悪い意味でドン引きの連続で批判モード全開だったのですが、昨年度の3学期頃から見方が変わりました。英語だけを教えているわけではない多忙な小学校の先生が、We Can! の指導編を隅々まで読み込んで、単元のねらいや一つ一つの活動の意義を十分に理解し、さらに別紙のワークシートにも目を通して授業をするなどということは不可能に近いでしょう。ところが、デジタル教材だと「とりあえず」のレベルですがパソコン1台あれば「この単元ではこんな題材を扱う」「児童がこういう表現を使えるようになればいいんだな」といった概要を短時間で掴むことが可能になると思います。指導編を開いて細かい活字を読むより、効率よく単元の全体像を俯瞰できるのではないでしょうか。

先月(昨年度末)に研修でお邪魔した小学校は、ほぼ常駐のALTがいて中学校の英語科の先生にもすぐに駆け付けてもらえる恵まれた条件がそろっていました。でも先生の忙しさは他校と変わりません。その学校で「次年度を迎えるにあたり、春休み中にやっておいた方が良いことはありますか?」と聞かれ、「デジタル教材を(どうぐばこを含め)一通り見ておくとよいですよ。」と答えたところ、最初はキョトンとされました。ALTがいるのになぜ?という反応だったようです。でも、デジタル教材を実際の授業で児童に見せたり聞かせたりするかどうかは別として、Let's Try! や We Can! を使って初めて指導する先生にとっては、年間指導計画や単元計画を立てる際にデジタル教材が役立つのではないかと思います。少なくとも、机の上に指導編冊子、ワークシート、文科省発行の年間指導計画、学習指導案などの紙物の資料をいくつも広げるよりは、パソコンの画面上だけで一元化した方が、教材の中身はすんなり頭に入るような気がします。

担任に丸投げ

学校では新年度が始まって1週間。ある小学校の先生のつぶやきに「???」。

「今週さっそく英語の授業があったんですよー。ALTが指導経験のない人で、授業が始まる直前に、(ALTの)派遣会社が作った指導案を見せられて、『キョウハ コレヲ ヤリマス。デモ ヤリカタガ ワカラナイカラ センセイ オネガイシマス』とか言って、担任に丸投げなんですよねー。去年は日本人の支援員の人が全部やってくれて自分は教室の横に立っていればよかったんで、去年楽したツケが来たかな、と思ってます。」

いや~、ビックリの連続。「ALTに丸投げ」はよく聞かれるフレーズですが「担任に丸投げ」って…。しかもそれをまるで被害者のように語る小学校の先生もどうかと思いますが…。「自分は教室の横に立っていればよかったんで」…いやいや、よくないでしょ(~_~;)

高学年は来年度から教科化されますが、小学校英語教育、こんなんで本当に大丈夫か???

少し楽(たぶん)

今年度の本格始動に向けて、ゆるゆる準備中。でもまだ春休みモードの余韻は残しています。

昨年度、年度初めに担任の先生方に配布した文書や初回の指導案を見直してみると、少なくとも今の時点では昨年よりも楽です。昨年度は移行措置期間1年目でWe Can! という新教材と格闘(?)しなければならなかったうえに、勤務校の統合があったために6年生でも初めて会う児童が各クラスに数名おり、新校舎に移って教室の様子もわかりませんでした。高学年の担任6人のうち2人は初めて組む担任の先生でした。中でも一番戸惑ったのがテレビでした。3年前に1回目、昨年度に2回目の統合があり、4年前まで3つの小学校が別々に存在していたため、テレビも異なるメーカーや機種が混在しています。2年前まではどこのクラスもキャスター付のテレビ台に乗っていましたが、昨年度の移転を機にすべて天井からの吊り下げ式になって、ケーブルを繋ぐのが少々厄介になりました。テレビのリモコンがない教室とか、RCA(白・赤・黄プラグがある)ケーブルが使えない教室もありました。

今年度は、そうした面倒な事情があらかじめわかっているため、こちらも落ち着いて対処できそうです。指導内容もWe Can!で新たに取り組む単元がさほど多いわけでもなく、むしろ1つの単元に昨年度よりも多くの時間をかけられそうです。(…でも、文科省の移行措置案を見ると、5年生はやはり少しキツキツかな?という感じです。)

実際に始まってみると、また苦しむことが出て来るかもしれませんが、今のところは余裕をもって新年度の初回を迎えられそうです。

ぼちぼち再稼働

昨日は勤務校の新しい外国語活動担当の先生からメールをいただき、今年度の外国語活動の時間割がわかりました。今年度も出校日は火曜日と金曜日です。時間割編成は、教務担当の先生方にとっては頭が痛いなんていうレベルではない大変な仕事です。時間割作成用のコンピューターソフトが年々進化しているとはいえ、学校独自の条件も色々ありますから、やはり最後は人間の頭脳で勝負をしなければなりません。それでも、外国語活動に関しては私の要望をすべて通していただき、申し訳ないのと感謝の気持ちでいっぱいです。

新年度のことが具体的にわかってくると、のんびり春休みを満喫している私もさすがにエンジンがかかります。いざ始まってからばたばたしないよう、再稼働しなくては。(…と言いつつ、来週はまだ外国語活動の授業がないので、南東北にお花見に行く予定f^^;)。

年度が明けても…

J-SHINE のホームページに4月1日付でJTE募集のお知らせが掲載されていました。

年度が明けてから、しかも週3日12時間(高学年のみ)担当できる人材を今から探すのって大変でしょうね…。おそらく時間割はもうできていて、好きな曜日を3日選べる、あるいは担当時間を選べる可能性がどれだけあるか疑問です。採用条件はかなりゆるめですが、時間単価1,080円の低賃金で来てくれる人がいるのかなあ???(大きなお世話!f^^;)

苦労の原因

新年度を迎え、どこの学校も慌ただしく動き始めているところでしょうか。私も先ほど、勤務校の今年度担当の先生からお電話をいただき、今年度の授業開始日等について話をしました。

なのに、また昨年度の話に戻りますf^^;。先日、高学年の「読むこと」について、「やってみた」ことを書きましたが、今日は「書くこと」について「やってみた」ことを書きます。

昨年の今頃、まず悩んだのは文科省作成のワークシートを全部は無理でも、「一部のページをそのまま使う」「一部修正して使う」「全く使わない」の3つの選択肢からどれを選ぶか?でした。とはいえ、昨年度は移行措置期間1年目で6年生でもまだアルファベットを4本線の上に書く、という経験をしていない児童もいたので、1学期の前半はとりあえず自作のワークシートで乗り切りました。問題は「単語を選んで写す」という段階、つまり新学習指導要領の目標に合わせた活動を実施するときどうするか、でした。

ゴールデンウィーク中、悩みに悩んで出した結論は「文科省作のワークシートを参考にしつつ、一から自作」でした。1年間終わってみれば、上記三択のうちで一番近いのは「全く使わない」でした。理由はいくつかありますが、一番気になっていたのは、4本線の基線と第二線の間隔だけが不自然に広いあのフォントがどうしても受け入れられなかったこと、「選んで書く」というわりには選択肢がとても少なくて子ども目線のつくりではないこと、児童がそのまま写したらおかしな英文になる(綴りの間違い、冠詞の有無の問題、など)、などいくつもあります。

自作ワークシートで使用したフォントは PenBrock というものですが、一番問題なのは、自分がどうやってこのフォントを入手したかわからないので、他の人に「このフォントはどこで手に入るのか」たずねられても答えられないことです(-_-;)。一昨年の秋にパソコンを買い替えたので、そのときにプレインストールされていたのかなあ…??このフォントの良いところは、4本線を等間隔で作っておくと、そこに小文字がピタッとはまるところです。なので、ワークシートを自作するときも、まずは適当なサイズで文字を打っておき、後から4本線を透明化(塗りつぶしなし)の図形として文字に合うように重ね、最後に線を「文字の背面に移動」させています。コピペして、フォントのサイズや単語・文の長さに合わせて図形の大きさを変えるだけなので、4本線入りのワークシートもわりと楽に作れます。

大変だったのは「書くため」のワークシートではなく、「書き写すお手本」となるワークシートの方でした。英語だけ載せても児童は意味がわかりません。だからと言ってやたらと日本語を入れるのも疑問に思いました。We Can! 巻末の WORD LIST も小さな絵はついていますが日本語は書かれていませんし、もちろん文科省作のワークシートにも日本語表記はありません…となると次に必要なのは「絵」。授業中に使う絵カードと同じでないと児童は混乱します。かと言って We Can! の絵データは使い勝手が悪かったり、児童が見てわかりにくかったりするものもあります。さらに、前に書いたように「選択肢が少なすぎる」ため、自分で絵と単語の両方を追加しなくてはなりませんでした。かくして、画風やタッチがばらばらなのは気になりましたが、We Can! / Hi, friends! /手持ちのカット集/ネット上のクリップアート、を駆使して「ピクチャーディクショナリーもどき」のワークシートを作ることになりました。昨年度の後半、多忙の一番の原因はこれでした。

その上、単元のまとめとして前時あるいはそれ以前に書いたものを参照して書くため、ワークシートを各児童にファイルさせるなど、きちんと保管させる必要もありました。教材費で二穴ファイルの購入も考えましたが、厚みがあるので保管する際に嵩張る、失くしたときに再購入しなければならない、など色々考え、行き着いたのは「表紙はクラスごとに色を変えて色画用紙で作り、ワークシート本体はB5またはB4で作り、授業の最後に各児童に糊付けさせて溜める」方法でした。色画用紙の表紙には、アルファベット大文字・小文字のお手本(4本線上と1本線上の両方)とヘボン式のローマ字表を印刷して、児童がいつでも参照できるようにしました。

1年間…というより、実質的には8カ月程度でしたが、この方法で良かったかな?と思います。もちろん個々ワークシートには要改善点もありますが、昨年度のように一から作るわけではなく、今年度用に修正するだけで済みます。昨年度、苦労して築いたちょっとした財産を今年度はさらに活かしてよりよい物を作りたいです。


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