今年一番の成果

今年もあと残すところわずかになりました。(…って報道番組冒頭の決まり文句みたいですねf^^;。)
私にとって今年一番の成果は同じ小学校を20回近く訪問したことです。私が訪問する予定だった日が台風のため休校になったこともあり、年明け1月にまだ3学級を参観させていただくことになっていますが、それ以外の学級はそれぞれ2回または3回授業を参観させていただきました。自分がJTEとして勤務している学校以外で同一年度に同じ小学校にこれだけ足を運んだ経験は初めてです。

特別支援学級を含めて13名の担任の先生の授業を参観させていただいたところ、どの先生も1回目より2回目に参観した際に格段に授業力が上がっていました…なんて私が言うのもおこがましいことですし、一方でそうでなければ私が指導助言した意味もないとはいえ、みなさんの変化が私の想像をはるかに超えていました。

この学校以外にも過去に何度もお邪魔したり、同じ先生の授業を複数回参観させていただいた経験はあるものの、わずか3か月から半年の間にここまで変わる先生方はほとんどいません。しかもこの学校の場合、一部の先生のみの指導力が向上したのではなく(もちろん個人差はありますが)、全員の先生方に大きな変化が見られたのです。

賞賛すべきは学級担任の先生ばかりではありません。専科の先生方の後方支援体制がこれまた素晴らしいのです。算数少人数担当の先生は全学年の外国語活動のカリキュラムを把握し、あらゆる資料の整理を引き受け、図工専科の先生は絵カードなどの教材作り、教材整理を担当し、音楽専科の先生はCD/DVD、絵本などの市販教材の整理を担当していらっしゃいます。こうした全校体制のチームワークの素晴らしいこと!

この学校とは一昨年からおつきあいがあり、先生方全員あるいは近隣の小中学校と合同の研修に講師として呼んでいただいています。一つの学校に継続的に伺って、学校全体あるいは一人一人の先生方が変わって行く様子を自分の目で見るだけでなく、複数年度かけて関われるのはとてもありがたいことです。今年一番の出来事と言えば、この学校で授業観察や研修をさせていただいたこと、そしてそれを通して私自身も成長したことです。収穫の多かった2017年に感謝

皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ

音声CDはないの?

年末年始の休みは新学習指導要領や新教材の研究をしよう、あるいは関連の研修に参加しよう、と予定されている方も多いことと思います。私もその一人です。

今月上旬に文科省から新たに発表されたいろいろな資料を見ていると、「よくできてるな~」と思う部分と「あ~あ、残念」と思う部分の両方あります。ま、これは想定内ですし、どんな政策や教材も一長一短ですからね。

で、ふと気づいたのですが、We Can! も Let's Try! も音声CDってないのでしょうか?今のところラインナップにはありませんよね。今さら音声CDなんて古い??いやいや、学校現場ではまだ使われていますよ。

Hi, friends! が出たときは、最初は「音声CDは作りません。デジタル教材を使ってください。」と言われ、いざ新年度が始まったらやっぱり音声CDがないと不便なので、学校で予算を組んで東京書籍から購入したのに、後出しジャンケンのように教育委員会経由で「Hi, friends! 1-1」のように白地に黒文字が書かれた4枚組ディスクが送られてきた、なんてこともありました。早めに手を打った学校が損をした例です。

確かにデジタル教材から音声は流れますし、現場もパソコン(タブレットを含む)1台で済ませる方向に行くのが理想的なのかもしれませんが、残念ながらまだパソコン自体の不安定要素は否定できません。既存のCDプレーヤーのように電源を入れてすぐに使えるわけではなく、起動までに時間がかかったりパスワードを入れなければならない煩雑さはあります。さらにデジタル教材のDVD-ROMが各校に配布されたとしても、今は自治体で決めたセキュリティが優秀で(というか厳しすぎて)、インストールそのものがかなり面倒になっている学校もあります。

音声CDを全小学校分作成して配布するとなると、ディスクそのものの費用も輸送費もかかるのはわかります。それならせめて、デジタル教材のデータから簡単に音声だけ取り出してUSBやSDカードにコピーできるようにしてほしいです。音声を YouTube にアップしても、自治体によっては校務用パソコンからネットにアクセスする際にもかなり厳しい制限がかかって、コンテンツを活用できない場合もありますからねえ。


フォントの話 その2

以前、こちらのブログで教材に使用するフォントのことを書きました。

http://mocco228.blog41.fc2.com/blog-entry-434.html


文科省、やりましたねえ。新教材、We Can! と同じ字体が学校現場でも使えるようになっています。ただでさえ忙しい小学校の先生が自作でプリントを作ることは個人的にはあまり推奨はしませんが、少しでも児童の学習意欲や学習効果を高めるために本当に必要であれば、 JTE や ALTが自主的に教材を作る分には構わないと思いますし、どうせなら教材と同じフォントの方が子どもたちにとっても良いに決まっていますよね。

新教材の学習指導案例の発表が遅れに遅れている点は文科省に苦情の一つも言いたいのですが、フォントに関してはちょい拍手をしたいです。もっとも教材本体を作るときにフォントも開発しているわけですから、それを出版社と役所だけで囲い込んでいるのも変ですけどね。公表するのは当たり前??


教えるプロ、作るプロ

もうじき2学期も終わりですね。2学期中はどこの小学校に研修に行っても、次期学習指導要領や新教材が話題にならないことはありませんでした。この後もしばらくは続くでしょう。

新教材について言えば、3~6学年の年間指導計画、活動例、そして高学年の児童用冊子と指導書は文科省のホームページで閲覧できるようになっています。中学年の児童用冊子と指導書、そして全学年のデジタル教材のデータも近く公表されるようです。遅いな…。

ある自治体は、高学年用に We Can! の指導計画を独自に作っているそうです。しかも作成するのは現職の小学校の先生たちと聞いてますますびっくりです。未だに文科省からは45分×70時間分の学習指導案例が公表されておらず(予定では9月にデータ掲載となっていたのに)、公表されたとしても文科省版は45分単位の指導案例のため、15分の短時間学習用の指導案に作り替えないと現場が困るから、だそうです。え?15分×105ページの指導案を作ってるの??

カリキュラムデザインは、現職の教師が日々の校務をこなしながら空いた時間でできるような仕事ではありません。指導案を作れない教師はいませんが、日々の実践の中で児童・生徒の実態に合ったオリジナルの指導案を作ることはできても、ある市区町村全体で活きるような汎用性の高い指導案を前もって1年分、しかも次年度以降も使えるものを作るのは、その道の専門家でないと難しいでしょう。

教師が教えるプロなら、カリキュラムや教材を作るプロもいます。私がどうこう言うことではありませんが、寿命が2年しかないとわかっている We Can! 版の指導案210ページを現職の教師が作るのって…。う~ん…。

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