小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)

軌道に乗ったところで連休

ゴールデンウィークが始まりました。と言っても、学校はたいていカレンダー通りに動いていますから、5月1日・2日はいつも通り仕事、という方も多いでしょう。

私も例年通り、4月前半は春休みの延長のようにの~んびり、後半は新年度の初動期間で目まぐるしい毎日を過ごし、今日を迎えました。せっかく軌道に乗ってリズムができた頃にゴールデンウィークでがっかりの人もいるかもしれませんが、学校の先生は年度末の3月と年度初めの4月は追いかけられるような毎日を過ごしているでしょうから、ゴールデンウィークで心身共に休養してこそ、夏休みまでの1学期を乗り越えられるのかもしれません。私はというと、今年はJTEとしてのデビューが早かったので、なおさら4月最後の1週間は慌ただしくなりました。昨年度は統合したばかりだったので、外国語活動が連休明けからスタートでした。

数日前に今年度最初の外国語活動があったのですが、6年は担任の先生も児童も昨年度の5年と変わりません。(1つのクラスがやんちゃでうるさいのも変わりませんf^_^;)ただ、教室の位置が変わり、教室の大型テレビが変わったため最初は慣れるまで戸惑いました。(一方の教室はテレビの液晶画面が故障??)

さて、初対面の5年生。担任の先生のうちお一人は一昨年度に一度組んだことがあり、もうお一人は初めて組ませていただきましたが、昨年度から職員室や印刷室でお会いすると気さくに話しかけてくださる先生だったので、不安なく初回の授業に臨むことができました。これから大変そうなのは児童数。6年生より6~7名多いので、座席の横列が1列多くなっています。1列多いだけで、とても狭く見えます。おまけに横7列なのでペアを組ませるのもちょっと複雑になりそうです。このあたりは担任の先生が上手くやってくださると思いますが、アクティビティのやり方やルールは昨年度と変える必要がありそうです。

う~ん…毎年新たな課題が降ってくるなあ…。

本気度120%

先週、都内のある小学校の副校長先生からお電話をいただきました。一昨年度から何度か研究授業や研修の講師としてお邪魔している学校です。昨年度中に「来年度も先生に研修をお願いしたいので、よろしくお願いします。」と伺っていたので、電話に出たときは今年度の研修日程についてのご相談だと思っていました。

確かにそうだったのですが、驚いたのはその内容と回数でした。副校長先生からのご依頼内容をざっとまとめるとこんな感じでした。

「昨年度までと同様、全教員対象の指導法研修や研究授業の講師もお願いしたい。」
「そのうち夏休み中の1回は、近隣の学校(来年度、この学校と統合予定)の先生方との合同研修にしたい。」
「来年度は次期学習指導要領先行実施の年でもあり、今年度中にすべての教員が本腰を入れて外国語の指導力をつけなくてはいけないので、今までのような全教員対象の研修や研究授業の講師だけでなく、『普段の授業』を参観して個別に指導していただきたい。」
「市教委からおりている予算が○円だが、この金額だったら何回くらい来ていただけるか。」

きれいごとを言うつもりはありませんが、私は「1時間あるいは1回いくらで講師を受けます」などと言える身分ではありません。極端なことを言えば、交通費の持ち出しが出なければよい、くらいです。その旨を副校長先生にお伝えすると、「わかりました。これから研究主任、教務主任と相談して、先生に来校をお願いしたい日程を調整します。」とのお返事をいただき、電話を切りました。

きっと数日後にまた連絡が来るんだろうな~、と思っていたら、またまたびっくり。約2時間後に電話がありました。驚きつつも手元に筆記用具と自分のスケジュール表を準備しました。電話の向こうから副校長先生が「○月○日の□校時と□校時…」のように次々とおっしゃるのを聞き、こちらもテンポよく「はい、空いています!」の返答を繰り返しました。

3月上旬に、私の平成29年度の予定(この小学校からの研修依頼を受けられない日)は文書でお知らせしてあったものの、この1ヶ月でまた新たな予定が入ったにもかかわらず、副校長先生がお知らせくださった日程はすべてOKでした\(^o^)/。それにしてもやけに回数が多い…と思ったら、全学級の授業を参観して全学級担任の先生に個別に指導助言させていただくことになりました。私が何度も学校に足を運ばなくてよいように、でも1日何時間も参観して指導助言をするのは私にとって負担になることも考えてくださってか、1回に2学級ずつ割り振り、ほとんど午前中で固めてくださいました。こういうスケジュールをわずか2時間ほどで調整してしまう副校長先生(と教務主任、研究主任の先生方)の行動力には感心するしかありませんでした。

一昨年、昨年と研修や研究授業の講師をさせていただいたところ、多くの先生方はとても熱心に参加してくださいましたが、確かにやや受け身になってしまっていると思われる先生方も少なからずいらっしゃいました。「これではダメだ!」と管理職や中核となっている先生方が気づかれたのでしょうね。「とにかく全員が授業を見てもらって助言を受けよ」という方針(というか政策?)に踏み切ったこの学校の姿勢に、120%の本気度を感じました。

忙しくなりそうですが、嬉しい悲鳴です。お受けしたからには私もしっかり頑張らなくては。私にも貴重な勉強になるはずです。1年後の、この学校の先生方と自分の成長を楽しみにしています。

それぞれの選択

今日は入学式だった学校が多かったようですね。東京はお昼前あたりから風が強く、早めに咲いた桜は散り始めていましたが、満開の桜の木の下で、晴れ着姿の記念撮影をしている親子をあちこちで見かけました。いよいよ平成29年度が本格スタートですね。

一方、学校関係者、特に管理職の先生方や教育委員会で働いている方は平成29年度が始まったばかりなのに、次の平成30年度のことを気にかけている方もいらっしゃるでしょう。小学校は次期学習指導要領の先行実施が始まるため、それに向けて動き出しています。おそらく各自治体や学校が頭を痛めている課題の一つが授業時間数(週当たりのコマ数)でしょう。

高学年の外国語が週2単位時間、中学年の外国語活動が週1単位時間になるので、プラス1コマ分をどのように取るか?まだ結論が出ていない地域もあるでしょうか。私が知っているだけでも様々です。

高学年の外国語を45分×週2コマと決めたもののプラス1コマの取り方まで決定していない地域もあれば、高学年は週1回7時間授業をやる方向で検討している地域もあります。45分の授業を週1回+15分の短時間活動を週3回実施と決めたものの、現場から不安の声が絶えないという話も聞いています。

そうした中、今日、こんなニュースを見つけました

午前5時限の小学校 福岡で増
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6235681


これには賛否両論あるでしょう。私も1校時と2校時の間、4校時と5校時の間に5分休みがないことが気になりました。もちろん児童を90分間座らせっぱなしということはないでしょうし、授業時間が正味45分取れないことが前提になってよいのか?という(大きなお世話だけど)疑問はあります。でもこれも苦肉の策なんだろうな…と思います。先生方の負担が少しでも減って、児童の学習面にプラスが生じるのであれば、私のような外野がどうこう言うことでもありません。

もう一つ私が気になっているのは、現場の先生方の「今」の反応です。以前にもこちらのブログで似たようなことを書きましたが、外国語(活動)に関して、不安ばかり募らせている方がいらっしゃることです。気持ちはわかります。かと思うと「(高学年の教科化や中学年の必修化などに対して)先生たちの危機感がない」と嘆く校長先生もいらっしゃいます。

でも…一部の研究開発校などを除いて、多くの学校は今年度1年間は現行の学習指導要領下で動いています。来年度に向けて研修や教材研究なども大切ですが、まずは「今」の外国語活動をしっかり行ってこその「次」ではないでしょうか。必要なのは不安でも危機感でもありません。JTEやALTに任せきり、担任が教室英語の一つも発しない、子ども向けの英語の歌やチャンツを1曲も知らない、という状態では次年度がどうこうというより、今年度教える子どもたちが気の毒です。

始まったばかりの平成29年度。課題は色々あるでしょうが、昨年度できなかったことのうち一つでも「できる」に変えてみませんか?


落ち着こう

新年度の人事異動ばかり気にかけていて、もっと大事なことを忘れていました。3月31日に文部科学省のホームページで次期学習指導要領が公示されていたんですよね。2月中旬発の「次期学習指導要領案」へのパブリックコメントの概要も掲載されていて、さしあたって関心のある箇所、自分の仕事と直接関係のありそうな箇所は興味深く読みました。

さて、2月中旬に案が発表されてからずっと引っかかっていることがあります。高学年の外国語の「内容」に以下の記述があります。

代名詞のうち,I,you,he,sheなどの基本的なものを含むもの

どうもこれを早合点して解釈した人がいるようです。例えば家族や友だちの紹介などで “He / She is ~. ” あるいは“He/ She can ~.” という文を使うことはあるでしょうし、この程度の文を聞いて意味がわかる、~の部分に適切な身近な語を入れて言う、ということは、3年生から5年生まで計140時間の外国語(活動)の授業を経てきた児童にとってさほどハードルが高いとは思えません。

ところがなぜか「代名詞で he / she を扱う」の部分が「三単現を教える」と誤解されているようです。2020年度からは文科省が作成した暫定教材ではなく、検定を通った教科書が現場で使われることになるわけですが、実際のところは教科書を見てみないことには私もわかりません。ただ、現時点で文科省が明示していない内容を(素人の個人がSNS等で発信したものならともかく)、マスコミや大学の先生など社会的責任や影響力のある人が発信してしまうことに違和感があります。

先日も道徳の教科書の検定に関して「パン屋が和菓子屋に書き換えられた」ことだけがひとり歩きしてテレビでも取り上げられました。外国語、外国語活動も今回の指導要領改訂では大きな変更となるだけに、マスコミが注目するでしょう。情報を受け取る側の私たちは見聞きしたものを鵜呑みにするのではなく、情報の信ぴょう性を自分で判断する力が必要かもしれません。

でも本当はそれ以前に、然るべき立場の人が誤情報を発信しないことと、文科省が素早く簡潔に情報を公開することが大切だと思います。

新年度の一喜一憂

毎年4月1日になると気になるのが「教職員の人事異動」。自宅に届く新聞に載っているのは埼玉版なので、私の仕事には直接は関係ありません。何しろ仕事はほとんど都内なもので…f^_^; (私のような人間を「埼玉都民」と言うそうな…。)

毎年、4月1日は東京都教育委員会発表の人事異動を見て一喜一憂しているわけですが、一緒に頑張ってきた先生方、お世話になった先生方とのお別れを考えると「憂」の方が多いです。公立学校の先生方に異動はつきものなので、毎年いちいち嘆いても仕方ないと頭でわかっていても、ため息が出てしまいます。さらに今年は別の意味での「憂」もあり、新年度早々、どんよりしています(今日の埼玉県南部の天気も雨のち曇りで真冬並みの寒さもあって、さらに気分がどんより

一番残念だったのは、JTEとして勤務している小学校の副校長先生の異動です。校長先生に昇任されての異動なのでおめでたいことではあるのですが、副校長先生の笑顔と温かいお声かけで数々のピンチを乗り越えてきただけに、お名前を見たときはがっくりでした。間もなくお目にかかる新しい副校長先生も素敵な方でありますように♪嘆いてばかりいないで、新しい出会いも大切にしなくちゃね