小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)
5300万円の価値
2016年08月27日 (土) | 編集 |
今回もネットで拾ったニュースに一言。

このために5300万円もの税金が本当に必要なのでしょうか。

もっと根本的な疑問を言えば、高学年の外国語をもう1コマ増やせば日本の英語力が大きく底上げされるのでしょうか。

今さら次の学習指導要領に関して大枠は変わらないでしょうが、「教科化ありき」の議論だけが先走って、時間数、指導者、カリキュラム、教材の問題が置いてけ堀になっている印象が否めません。

この二択、ヘンでしょ!?
2016年08月23日 (火) | 編集 |
さきほどネットで見つけたこの記事

受験か英語か、両立か――多様化する進路に戸惑う親

記事をよく読むと、小学校中学年のお子さんを持つ親御さんが、この二択で迷うというのがもっともらしく思えます。でも冷静に考えてください。私立中学や公立の中高一貫校に進学したら英語力が身につかないのでしょうか。中学受験のために小学校4~6年生で英語教室に通わなくなったら、世界で通用する英語力を身に付けるチャンスを二度と失うのでしょうか。違いますよね。

国際社会で通用する英語力を身に付けるためには子どものうちから英語を学ばせ、それを続けないと遅れを取る、という幻想はきっぱり捨てるべきです。別に子ども向けの英語教室を否定するわけではありません。ピアノにしても水泳にしても、子どもが意欲と興味を持って取り組むことなら無駄なことは何一つありません。仮に中学受験のために4年生でいったん英語教室を辞めたとしても中学校以降で役に立つことは必ずあります。

この記事では英語と受験のことばかり挙げられていますが、長い目で見ると、本当は小さいうちに読書とか思考力を養う遊び(たとえばトランプ、レゴ、折り紙、パズルなど)に時間をかけた方が、その後の子どもの成長にはプラスになるのにな、と思います。日本語で身に付けた理解力とか思考力がしっかりしている子なら、中学校以降に学校の英語の授業にプラスアルファで勉強する程度でも、本人にやる気があれば、かなりの英語力を身に付けることはできます。それも英語教室に通うのではなく、この世の中ですからNHKでもネットでも、あまりお金をかけず、時間に縛られずに勉強できる方法はいくらでもあります。上位校に受かるような子ならなおさらです。10歳より前にやっておいた方が有利、ということがあるとすれば英語の音声にふれさせることくらいでしょうか。(別に教室に通わせなくてもできます。)

世の中のお父さん、お母さん、マスコミに煽られて不安になって、子どもたちに過度な緊張を与えないようにしてくださいね。

アクティブ・ラーニング
2016年08月15日 (月) | 編集 |
みなさま、夏休みをいかがお過ごしでしょうか。「休み」もないほど忙しい方、オリンピックや高校野球の応援に燃えている方、色々でしょうか。

私はというと、このところ恒例となっている8月下旬の研修ラッシュに向けて始動したところです。資料作成にあたり学習指導要領改訂について文部科学省のホームページを見ると、目につくのが「アクティブ・ラーニング」の文言です。以前から頻繁に使われている用語ですが、児童生徒の前に、教師が「アクティブ・ラーニング」を実行できているか?と、ふと自問しました。指導者を対象に研修講師を務める立場で見ると、どうしてもこの点が気になってしまうのです。

残念ながら教育委員会主催の悉皆研修は積極的・主体的な態度が低めなことが多いです。それをどうにかするのが研修講師の役目、と言われればそうかもしれません(苦笑)。もう少し積極的な受講者になるとこちらに質問をしてきますが、よく考えると質問というより要望に近いものがあります。その多くは「自分で調べてください。」「自分で考えてください。」と言いたくなる内容です。さすがにそこまで直球で返すことは少ないのですが(でも全くないわけではありませんf^_^;)、いくら何でも講師に頼りすぎ、甘え過ぎ?と思います。

「アクティブ・ラーニング」という言葉だけが独り歩きしないよう、指導者自身が主体的に学ばないとね(自戒の念をこめて)。来週から研修でお目にかかる方々には「受講者」ではなく「参加者」であってほしいと願っています。

どれだけ実現するかな?
2016年08月05日 (金) | 編集 |
次の学習指導要領の内容が、どんどん具体的になっていますね。外国語(活動)に限らず、現場の先生方は期待感より不安の方が大きいのではないでしょうか。

文部科学省のサイト内に掲載されている外国語ワーキンググループの報告も、以前より更新の頻度が増しているような気がしますし、色々なことが具体的に見えて来るのはよいのですが、「これ、いったいどれだけ実現できるんだろ?」と思うこともあります。

中学校、高校の英語科の先生は、今回の改訂をどのように受け止めていらっしゃるでしょう。未だに「入試があるから」と言い訳をして、自己研修に励むこともなく授業のやり方を変えようとしない教師はさすがに絶滅したでしょうか。役所が旗を振って英語教育改革を推し進めようとしても、生徒と直に向き合っている教師の意識や指導法や指導力が変わらなかったら意味がありません。

そして小学校。時間数の問題も未解決です。(まあ、最後はかなり無理して帳尻を合わせて来るのでしょうね。)指導者もどうするのでしょうか。一部の優秀な小学校の先生や恵まれた条件の学校の実践例だけで「ほらね、担任一人でも外国語活動ができるでしょう。」と言わんばかりの押し付けが、このまま通ってしまうのでしょうか。小学校の先生方の授業力の高さも、英語が堪能な先生がいらっしゃることも十分承知の上ですが、それでも外国語(活動)の主軸がコミュニケーションである以上、20人、30人の子ども相手に担任単独指導は無理があるよねえ…と思っています。