小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)
集中力が切れる…その原因は?
2016年04月14日 (木) | 編集 |
新年度が始まって半月ほど経ったとはいえ、まだまだ学校の先生方にとってはお忙しい日々でしょう。特に1年生の担任の先生は目の回るような毎日ではないでしょうか。

さて、今までの私の経験から(という狭い範囲での話になりますが)、1年生の英語活動で陥りやすい失敗があります。それは「活動が多すぎる」という点です。「1つの活動を3~5分で切り上げて、次々と色々なゲームをやらないと子どもたちの集中力が続かない」と言う先生(担任だけでなく、JTEやALTも含む)もいますが、私はむしろ逆のような気がします。

45分の授業の中で、ゲームあるいはそれに準ずる活動が2つだと少ないとか4つだと多いとかいう問題ではありません。また、1つの活動が5分だと短すぎるとか15分では長すぎるとかいうことでもありません。ただ、児童にとって英語の音声に慣れ親しむ時間が不十分で、静かにじっと聞く機会がないまま、ゲームのオンパレードになっている授業で児童の集中力を育てるのは無理に決まっています。また、それぞれの活動で使う教具がばらばらだと、指導者が教具に振り回され、授業の流れが悪くなり、ますます子どもたちが落ち着かなくなるのは当然でしょう。

使う教具は同じ、活動の基本的なやり方は一緒、でも少しずつルールを変えたりレベルアップする、1つの小さな手順を終えたら必ず評価する(一番簡単で明日からでもできるのは英語でほめる)、子どもたちが静かに落ち着いたところで次の手順や活動に移る― そうしためりはりをつければ、いくら1年生でもそうそう集中力が途切れることはないはずです。

低学年の担任の先生で、「英語活動でゲームをやるとテンションが上がって盛り上がりすぎてしまう」「うちの子たちは集中力が続かない」と感じている方は、集中力が切れる原因が実はご自身の立案にあるのではないか、もう一度冷静に考えてみませんか?

どっちもどっち
2016年04月04日 (月) | 編集 |
新年度が始まりましたね。学校の先生方や教育委員会にお勤めの方はこれからゴールデンウィークまで、ほとんどノンストップの多忙な毎日でしょう。

小学校英語教育について言えば、今年度は次の学習指導要領改訂に向けていろいろな枠組みがほぼ決まる1年でもあります。でもまだ不透明で混沌としていることもたくさんあります。

例えば時間数。以前は小学校高学年の外国語は週3単位という話があり、それが2単位になり、その2単位も…

45分×2は無理
15分のモジュールで何とかしよう
朝の15分だって、読書とかドリルとかマラソンとか、やりたいことはたくさんある
でも45分×2なら、いったいどの教科・領域をその分1時間減らすのか?
総合しかないでしょ
いや、夏休みなどに集中して英語村とかに連れて行って時間数を消化すれば?

など、色々聞こえてきます。

さて、そのうち「総合を1時間減らす」という意見ですが、私は個人的に現実的ではないように思います。「総合的な学習の時間」実施までに涙ぐましい努力をしてきた人たちがいて、今でも総合的な学習の時間をよりよくするために日々研究をしている先生方もたくさんいらっしゃいます。英語を推進したい人の中には、「総合の時間を有意義に使っていれば子どもたちにとって良い勉強の場になるけれど、必ずしもそうでない学校がたくさんある。それなら英語をやった方がよい。」という意見も聞かれます。一理ありますが、それなら外国語活動だって、未だにお遊びの延長だったり、ただ英語嫌いを増やしているだけで、私でさえ「これならやらない方がましかも…!?」と思ってしまうような授業を、残念なことにたくさん目の当たりにしています。結局のところ、総合と外国語で時間の奪い合いみたいなことをしても、不毛な議論にしかならないんですよね。

それよりも、批判覚悟で私見を述べるなら、東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせて、小学校の外国語を教科化して週2単位に増やす必要が本当にあるのか、そちらの議論の方が先のような気がします。と言っても、今さらこれが覆ることはなさそうですが…。

国の政策として、本気で全国民の英語力を上げる必要があると思うなら、小学校の前に、中学校・高等学校にがっつりメスを入れなきゃダメでしょ。