小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)

「九九って便利だと思った」

私がJTEとして勤務している学校のうちの1校でのできごとです。
Hi, friends! 1 Lesson3 って、本当にこの「まんま」やるとどうしても知的レベルが低いように思えてしまいます。一方、11~20の数を難しいと感じている児童も少なくありません

昨年度もそうでしたが、自分が立案している方の学校ではこの単元のどこかに英語の四則演算の言い方をちょこっと盛り込んでいます。もちろん児童が足し算、引き算、掛け算、割り算の式を英語で言えることを目的にするわけではありません。単に日本語との言い方の違いにふれる、という程度で、時間にして約5分。授業の最後のちょっとした隙間に入れ込んでいます

この話しの最後には私なりのオチ(?)をつけるようにしています。まずボランティアの児童(指名はもちろん担任の先生)1名に前に出てきてもらって、九九の二の段の式を黒板に書いてもらいます。その児童が式を書くのに合わせて、他の児童と私は掛け算を英語で言います

次は全児童対私の競争です。児童は九九の2の段を日本語で言い、私は英語で掛け算を言います。このときもスターターはもちろん担任の先生。“Ready, go!” の合図を言っていただきます。「2×3=6」を “Two threes are six.” という言い方もあるようですが、ここは律儀に(?) 私は“Two times three is six.” と言います。(他にも掛け算の言い方は色々ありますが、小学生にとって一番言いやすそうなものを選びました。)結果はもちろん私の完敗。どんなに早く行っても日本語の九九にはかないません。

児童の中には九九がなかなか覚えられなくて苦労した記憶が残っている子もいるかもしれません。でもこんなちょっとした競争(というか出来レースなのですが・笑)を入れるだけで、日本語の九九の便利さがわかって「覚えたかいがあった」と思うようです。そんなこちらの意図を汲んでなのかどうかはわかりませんが、この日のふりかえりカードに「九九って便利だと思った」という感想を書いた子どもがいました

2学期には Lesson5があり、図形の話が出てきます。ここでも算数ネタを入れようと今から仕込みを考えています

まさるの誕生日

昨日、6月12日に行われた6年生の外国語活動での一場面。Lesson2 の Let's Listen 2 をやっていたときのできごとでした。児童はCDを聞いて、鉛筆と定規を持って線結びに勤しんでいました。CDを一度聞いただけで確信が持てない子は “One more time, please.” と言い、その声が聞こえると担任の先生または私がCDプレーヤーを操作して、トラックの最初から再生することになっています。(5年生のときから、こういう意思表示ができるように仕向けました。)

CDの音声の合い間にある子が一言。「あ、今日、さくらのじいちゃんの誕生日じゃん!」

この子はまさるの誕生日をちゃんと聞きとっていたんですね。ところが私が感心するとほぼ同時に

♪Happy Birthday to you ~
  Happy Birthday to you ~
Happy Birthday, Dear Masaru
Happy Birthday to you ~ ♪

という歌声がどこからともなく湧き上がりました…。

その場にいない人の誕生日を祝ってどうするんかね…
今年の6年生も去年の6年生に負けないくらいユニークかもしれません…

訳あって Lesson1

先週から今年度のJTE業務が本格始動しました
やや過密気味のスケジュールで忙しくはなりますが、やはり学校は楽しいです。現場にいないと、研修をするにしても、先生方に助言をさせていただくにしても、説得力がなくなってしまいますから。

もう6月というのに訳あって、2校の勤務校のうちの1校の6年生は Hi, friends! の Lesson1をやりました。(「訳」についてはここに書くと言い訳がましい長文だらだらになるので割愛しますf^_^;)3ページ右側に並んでいる、様々な国の言葉の扱いですが、Let's Listen だからと言って、ただCDを聞かせて答え合わせをして…というリスニングドリルのような展開を私がするはずがありません。…でどうしたかというと

これ何語?カード

名刺サイズのこんなカードを作りました。中高の教員時代から市販の名刺用紙(A4サイズで名刺が10枚取れるもの)を使って色々な教具を作ってきたので、この程度は大した手間ではありません。素材は Hi, friends! のデジタル教材にありますしね。黒板にはこれの大きさ違いでB5判のものをマグネットで貼って使いました。黒板掲示用の動物カードはカラー印刷です。

4~5人のグループにカードを1セット配り、「各国語の動物の名前」「動物の絵」「○○語」の3つを正しく組み合わせる、という活動にしました。ライオンの絵はちょっとひっかけのつもりで入れました。予想通り、スワヒリ語の twiga はその音から tiger だと思った児童が何人もいました。

“What does it mean?” “What language is it?” などと、児童と私で英語のやりとりをしながら、正しい組み合わせを黒板に貼って行くと、6年生にもかかわらず、こちらが想定した以上に喜んだり残念がったりしていて、そんな児童の反応を見るのもおもしろかったです

授業の最後に書かせた『ふりかえりカード』には、「友だちときょうりょくしてカードを並べるのがおもしろかった」という感想がかなりありました。運動会直後ということもあるかもしれませんが、「友だちと一緒に考える、作業する」というのは、子どもたちにとって大切な時間なんですね。

「スワヒリ語」などという言語がこの世に存在することさえ知らない児童もいるわけで、その子たちにとっては「twiga」「(キリンの絵)」「スワヒリ語」の3枚のカードを組み合わせたられたからと言って、おもしろいわけではありません。スワヒリ語がこの地球上のどのあたりで使われているのか、という程度のことは最低限押さえたいものです。

ここで登場するのが世界地図、それも日本標準ではなく世界標準なので経度0度が中心です。

世界地図

まずは日本の位置を確認して、次にスワヒリ語がどのあたりで話されているのかをたずねると、さすが6年生、なかなか良い所をついてきます。

ふりかえりカードの感想でもう一つ目立ったのが「スワヒリ語なんてことばを知らなかったので、知ることができたよかった」「英語と似ている」という内容の記述でした。でも中には「ヒスワリ語ということばがあるとわかった」という記述もありました。「ヒスワリ語」…なんて先生も知らないよ…(笑)。

その他の珍記述(?)として、「タイ語はうちのおとうとのらくがきににていると思った」というのもありました。今年度も楽しく授業ができそうです