小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)
気がつけば1年
2012年02月28日 (火) | 編集 |
気がつけばこのブログを開設して1年になります
…そして私もさらに1つ年をとりました。このブログを開設したのはまだ最近のことのように思うのですが、その後の東日本大震災発生からの時間の経過を考えるとこの1年は私にとっては長く感じられました。

さほど頻繁に更新するわけでもなく、思いつくままに書き散らかしているだけのブログですが、私にとっては発信するだけでなく情報を入手することもあります。ブログを開設して以来、少しずつ勉強(?)してブログに手を加えているうちに、「アクセス解析」なる機能についても知りました。最近増えているのが“Hi, friends!”と「小学校外国語活動の評価の文例」で検索をかけた結果、私のブログを訪問してくださる方です。それだけ両者の情報を求めている人が多いということがわかります。現時点ではあまり期待に応えられずごめんなさい。でも評価の文例についてはこちらの記事で紹介しているので、少しでもお役に立てていたら嬉しいです

統合 ~小中連携のヒント~
2012年02月21日 (火) | 編集 |
私はかつてJTEとして公立小学校に勤めていたとき、統合を経験しました。そこの自治体では小中学校合わせても初めての統合でした。私がJTEとして採用された当時、まだ小学校外国語活動の必修化は正式に決定する前でしたが、必修化はほぼ間違いないと目されていましたし、回数や指導内容に差はあっても、全国の過半数の小学校で何らかの英語活動あるいは国際理解活動が実施されていました

私が所属していたA小学校と、そこから500mほど離れたB小学校はすでに統合が決まっていました。私が着任した当時、どちらも全学年で英語活動を実施していましたが、回数、時間、指導者が異なっていました。B小学校では昼休みと5校時の間の15分間に近所の英会話学校からALTが来て英語活動を実施していましたが、その英会話学校が移転することになり、新たな指導者が必要でした。それならA、B両方の小学校に共通の指導者を入れ、少しでも統合が円滑に行くようにしよう、という政策(?)の下に採用されたのが私でした

統合前年度の1年生はA小学校38名(当時は1学級)、B小学校12名でした。次の年度には彼らは同じ統合新校の2年生になり、25名ずつが同じ教室で勉強することになります。どの学年も年間指導計画は両校共通のものを作り、毎回の活動案もできるだけ揃えるようにしましたが、両校の条件が一番異なっていた1年生はアクティビティなどを少し変える必要がありました。A小学校は普通教室で机も椅子もある状態だったのに対し、B小学校は英語活動用の部屋があり、机も椅子もなく広々としたスペースが使えました。私が心がけていたのは、こうした教室環境や人数による差が子どもたちが受ける利益の差になってはいけない、ということでした。

もし私がゲーム中心の授業案しか立てられない指導者だったらここで大いに苦しんだかもしれません。でも歌・チャンツや絵本を効果的に使い、英語に触れるインプット中心の英語活動なら、クラスサイズや教室環境といった条件の差をあまり大きく受けずに済みます。アクティビティがA小学校とB小学校で異なっていても、そのアクティビティを通して子どもが何を学ぶのかという目的が同じであれば問題なし、という確信もありました。統合するまでの約1年半、私は月曜・火曜はB小学校、木曜・金曜はA小学校に出勤し、その合い間に同じ校区内のC小学校(こちらはA小、B小どちらからも1kmくらい離れていて、英語活動は3年生以上のみ年数回)にもときどき出向き、たまに放課後は自転車でもう一方の学校に教具などを取りに行ったりもする慌しい生活でしたが、いざ統合してみると少なくとも英語活動に関しては両校の児童が戸惑うことはなく、この自治体の小さな政策は功を奏したと言えると思います

今、あちこちの研修に出かけると小中連携が話題に上る場面に出会うことが多くなり、「まずは小小連携」という意見も聞かれます。同じ中学校区内の小学校でばらばらなことをやっている限り小中連携など上手くいかない、ということなのでしょう。でも私はこのときの経験があるせいか(あるいはかなり楽観的なだけかもしれませんが)、カリキュラムと教材さえきちんと揃えておけば、あとは指導者がよほど奇抜なことをしない限り、少なくとも小小連携はそんなに難しい話ではないと思うのです。

統合後の最初の一年を終えようとしていたときに別の自治体からJTEとはまた違う仕事(=現職)の話があり、自身のステップアップも考えた結果、統合新校を退職することになりましたが、こういう貴重な体験をさせていただけたこと、そして統合後の最初の1年だけでも見届けられたことに感謝しています

研修の必需品
2012年02月20日 (月) | 編集 |
私は日頃から手帳に4色ボールペンをセットして持ち歩いていますが、授業を参観してその後に協議会があったり、授業者の先生に個別に指導講評をする研修でも4色ボールペンは必需品です。限られた時間でできるだけ要領よく簡潔に講評をお伝えするために項目ごとに色を使い分けています。

 青…良かった点
 赤…改善点
 緑…授業者の先生にお伝えすること
 黒…自分用のメモ書き

ほとんど青しか使わないような素晴らしい授業に出会うこともあります。また赤と緑はできるだけセットで使うようにしています。改善点だけ赤でメモするのではなく「何をどう変えればよいのか」という具体的な改善案なり代案を緑でメモしておいて授業後にお伝えするためです。改善点だけ言って終わり、では私の仕事としては不十分だと思います。私は「講師」であって「評論家、批評家」ではありませんから。

そしてボールペンと共に持ち歩いているのがB6判のリングノートです。リング綴じだと見開きではなく1ページだけ開いて持つことができるので、授業中にメモを取るときの大きさがちょうどよいのです。これより小さいと書くスペースが少なくて、メモが何ページにもわたってしまいますし、これより大きいと片手で持ってメモをするには邪魔になります。100円ショップで売っているものをよく使っています。指導案の余白にメモは取りません。授業者の方が作ってくださった指導案はできるだけきれいな状態で残しておきたいからです。授業中はできるだけノートに目を落とさず、先生や児童・生徒の様子を観察しながらメモを取っているので、他の人が見たら何を書いてあるのかわからない暗号状態のこともありますし、1週間経ったらたぶん自分でも判読不能でしょう。それくらい殴り書きですが、記憶が薄れないうちに大事な点はパソコンで箇条書きにして記録しておき、ノートの使用済みのページはどんどん破り捨てています。これもリング綴じノートの利点ですね

英語の教師も歯が命!?
2012年02月13日 (月) | 編集 |
今日は歯医者に行きました。もう10年近くお世話になっている歯医者さんです。別に痛いところがあったわけではありません。この歯医者さんは悪い所の治療がいったん終わると3~4ヶ月後にハガキで定期検診のお知らせをくださるのですが、今日はその日でした。前回同様、今日も一発OK。少し歯茎が炎症を起こしているとのことで薬を塗ってもらうだけで終了しました。また3~4ヶ月後にお知らせをくださるそうです。(ちなみに私は20年前に人生二度目の水疱瘡にかかって内科を受診して以来、歯医者以外の医者に通ったことがありません。「保険証があまり役に立たない人」です

この歯医者さんに通った最初のきっかけは上の前歯の虫歯でした。前歯って普通はあまり虫歯にはならないですよね。でも私は無類の甘い物好きと、多忙を言い訳に歯磨きの仕方があまり良くなかったようで、二十代ですでに虫歯になり、このときはとうとう自分の歯の上から技工物をかぶせる大掛かりな治療が必要になっていました。

さて、この治療をしていたとき、私は中高一貫校に勤め、その年度は中1の授業も担当していました。とても上手な歯医者さんなので、前歯といえども治療中というのが見た目にはわからず、普通に食べることもできました。私自身の自覚と言えば、「ちょっとしゃべりにくいかな…」という程度で身内からも特に何も言われませんでした。

ところが中1の生徒(良い意味でまだ子ども)は恐ろしく鋭い!授業が終わった後、ある女子生徒から「先生、今日は英語の発音がちょっと変だったよ。」と言われてギクリ。ひぇ~、バレてたのね~「子どもは耳がいい」という通説をしみじみと実感しました。以来、歯はすごく大切にして、特に夕食後は丁寧に歯磨きをするようになりました。今では悪化を自覚する前に診ていただけますし、治療が必要な場合でも痛い思いをしたり何回も通院しなければならないということがぐっと減りました。名医との出会いに感謝です。

以前、歯磨きのCMで「芸能人は歯が命」というキャッチコピーがありましたが、私の座右の銘は「英語の教師も歯は命」です。少しでもいい発音を聞かせるためには大事な商売道具ですもの

JASTECの研究大会に行ってきました
2012年02月12日 (日) | 編集 |
今日は日本児童英語教育学会(JASTEC)の関東甲信越支部研究大会に行ってきました。以下、雑感です。

午前中は「研究・実践発表:活動のアイディア」というテーマで、現職の2人の小学校の先生が発表をなさいました。お一人の持ち時間は50分でしたがさすが小学校の先生は45分の体内時計(?)をお持ちのせいか、お二人とも45分で発表を終え、ちゃんと質疑応答の時間を5分取っていらっしゃいました。しかもこのお二人の発表のテーマはそれぞれ「手作り教材のススメ」「デジタル教材のススメ」と好対照でした。

まず「手作り教材のススメ」について。当初、大会の概要をホームページで見つけたときは、色々な仕掛けがしてある凝った手作り教材がこれでもかと次々出てくるかと思いきや、(良い意味で)予想と全然違っていました。先生が紹介なさったのは「お金も手間もほとんどかからず、誰でもまねできそうなものが少々」でした。しかもそのほんの少しの手作り教材を膨らませるアイデアが素晴らしいのです。

続く「デジタル教材のススメ」は今日の学会で私が一番楽しみにしていた発表でした。発表者の先生のご著書を読んだことがあるので妙な先入観はありませんでしたが、これが他の先生だったら「デジタル教材のススメ」というタイトルだけを見て「ああ、パソコンとか電子黒板とか、いわゆる『ちょっとオタク系』の自己満足な発表で、ごくごく普通の小学校の先生(特にデジタル機器が苦手な先生)がまねできないようなネタが出てくるのでは」と勝手に思い込んでいたかもしれません。先生の実践報告の中には、ある程度パソコンのスキルを身につけないとまねできないものがあるものの、デジタル教材を駆使した実演があまりにも鮮やかで、まるで手品を見ているかのようでした。児童役で体験しても楽しかったので、デジタル機器に苦手意識をお持ちの先生も「こんなに楽しい授業が展開できるなら、来年度から使えるようにちょっと頑張ってみようかな」と思われたかもしれません。しかも、デジタル教材だけに頼った実践発表ではなく、アナログな部分と言いますか、折り紙など学校に必ずあるものを使った展開にまでつなげていました。小学校外国語活動の研究発表や研修で「ICTの活用」を謳っていると、機器を使いこなして見栄えのする活動を紹介することが目的化してしまって本来の目標である「コミュニケーション能力の素地を養う」を忘れてしまいそうな内容も少なくありません。でもこの実践発表は、あくまでもパソコンなどのデジタル機器は「道具」で、その道具を使った教師と児童のコミュニケーション活動、という位置づけがはっきり見えました。

午後の前半は小中連携をテーマとして、報告+フロアも交えての協議でした。報告者は現職の中学校の先生と教育委員会の方でした。中学校の先生は小学校外国語活動にも積極的に関わっていらして、小学校でもいわゆる「出前授業」をされた経験をお持ちです。連携の部分だけでなく小学校外国語活動の全体像もよく把握していらっしゃる方でした。また、教育委員会の方は元々中学校の英語の先生で、現在は行政の立場で小中の両方をご覧になっているので、お二人とも机上の空論ではなく実際的かつ具体的なお話をしてくださいました。できれば、ここにもうお一人、小中の両方の立場を中立的に語れる人材として、担任の先生でもJTE/ALTでもよいので「小学校外国語活動に(出前授業ではなく)通年、それも複数年度関わった経験+中学校での指導経験のある人」を報告者として加えていただければよかったのでは、と思います。今日のお話では小中連携のための条件や円滑な連携を阻む要因についてかなり突っ込んだ議論がなされたものの、小学校側の視点で具体的に何をどうすればよいかという議論が少し薄かったかな…と感じました。

後半はビデオによる授業研究と協議でした。日頃は小学校の外国語活動・英語活動を参観するというと、結果として自分の勉強にはなるものの、主たる目的は「仕事」で、授業の後は授業者に対して助言や講評を行わなければならないため、見ている自分もかなり緊張しています。それに比べて今日のように純粋に一参観者として授業を見ることができるのって何て幸せなんでしょ。映像とはいえ、こんなにリラックスして授業を参観したのは久しぶりです。休日の時間を割いて参加費を払って出向いた甲斐が十分すぎるくらいありました

調子に乗って、会場の昭和女子大学から渋谷まで45分間歩いちゃいました
絵本のレベル
2012年02月08日 (水) | 編集 |
先日もある小学校で3年生の英語活動を参観させていただきました。From Head to Toe (Picture Puffin)この日授業では Eric Carle 作の From Head to Toe も教材の一つとして登場していたのですが、授業後に絵本の使い方について色々と考えさせられることがありました。授業後に校長室で授業者の先生方と話しをしていたとき、担任の先生がイギリス人のALTに「この本は英語圏では何歳くらいの子が読むんですか」と質問すると、「う~ん…幼稚園とか小学校に上がる前の子たちかな。」という答えが帰ってきました。ちなみにこのALTは日本語が堪能なので、担任の先生とはこういうやりとりを日本語でできます。

では、英語圏で広く読まれている子ども向けの絵本を、日本の小学校外国語活動の中で教材の一つとして活用する場合はどうでしょう?
同じ作者の The Very Hungry Caterpillar について考えてみてください。みなさんはどう思いますか?

1.低学年用
2.中学年用
3.高学年用
4.小学生には難しすぎる
5.小学生には幼稚すぎる