小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)

代案

前の投稿では批判的なトーンになっていたので、今日は代案を書きます。
「~が良くない」だけで、改善案を出さないのは研修講師として不十分ですから。

私なら曜日(あるいは月の名前も)を教えるときどうするか、と言えば、これはもう手っ取り早くカレンダーを使うのが一番だと思っています。学校には必ずあるものですし、先生がカレンダーの曜日を指しながらそれぞれの曜日名を言ったり ♪Sunday, Monday, Tuesday …の曜日の歌を歌えば子どもたちはわかるでしょう。時間割表を使うという手もありますが、土曜日と日曜日が載っていないのがちょっと難点?

曜日の名前が英語で書かれているカレンダーでなくてもよいと思います。英語で書いてあったとしても子どもたちに読ませる必要はないわけですから。日曜日が赤、土曜日が青の字になっていればわかりやすいですよね。

その年のものでなくても、日付が大きめの数字で書かれているものが1枚だけでもあると、6年生になって日付の言い方を教えるときにも使えます



今回の大地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。特に福島県は、県内各地で研修をさせていただいたことがあるため、自分が訪問したことのある地名がニュースで流れると心が痛みます。皆様のご無事と一刻も早い復旧をお祈りしております。

曜日の絵って…?

私の仕事は研修だけでなく、色々な小学校で外国語活動の授業を参観させていただき、それに対して必要な助言をしたり、授業者の先生方からの質問に答えることも含まれます。先日もある小学校の外国語活動を参観させていただきました。

その日のテーマは曜日。小学校の外国語活動ではごく一般的なテーマです。事前に授業案を見せていただきましたが、その中に担任の活動として「曜日の絵を貼る」という記述があり、「曜日の絵って…?」と疑問に思いました。そして実際に授業を参観すると…Sunday が太陽の絵、Monday が月の絵、までは英語の語源に合っているのでよしとしても、Tuesday が火、Wednesday が水、Thursday が木、Friday が金(の延べ棒)、Saturday が盛り土、という絵が出てきてびっくり!後で聞いたところ、某大手出版社の教材を拡大コピーして使っていたそうです。ということは同じ絵が他のあちこちの小学校で使われている可能性があるわけで、残念でなりません。

小学校外国語活動ではアルファベットを示すことはあっても、読み書きを教えるわけではないので、先生方は教材として多くの絵を用意することになります。中には絵やその他の教具を準備することにあまりにも膨大な時間と手間をかけてしまい、もっと肝心な指導技術を伸ばしたり指導法を勉強する時間がなくて本末転倒に思えることも少なくありません。しかも貴重な時間を割いて準備した絵が英語の本来の意味とは全く関係のないものになってしまうのは悲しいことです。まるっきり日本語の「日、月、火、水、木、金、土」の発想から抜け出ていません。だからと言って私は授業者である先生を責めることもできません。むしろそういう教材を平然と売っている出版社に抗議したいくらいです。

やはり小学校外国語活動にはちゃんと専門家が関わらなくては、と改めて痛感させられた出来事でした。

外国語活動の評価で困ったら

指導要録記入例&通知表文例が満載!外国語活動評価づくり完全ガイドブック (成功する小学校英語シリーズ)最近、外国語活動の研修で各地の小学校を訪問しているとよく出る質問が評価についてです。外国語活動は教科ではないのでテストはしません。また数値評価もしません。先生方は評価「基準」ではなく「規準」について勉強しなければならないのです。目の前にいる子どもたちの行動を見て、よかったところを文章にするのはプロの教師ならさほど難しくはないでしょう。ただしそれが「学習指導要領に示された規準に基づいて」となると筆が止まってしまう先生も少なくないと思うのです。

そんな先生方の救世主(?)とも言える一冊がこれ!おそらくかゆいところに手が届く参考書ではないでしょうか。指導要録や通知表の文例が豊富ですし、低中学年の事例も載っている点がおすすめです。

小学校英語に関わるまで その3

小学校英語に関わるまで その2よりつづく)

私が当時の勤務校を退職した理由は小学校英語に転向するためではなく他にもいくつか理由はありましたが、結果として平成18年度から公立小学校の英語活動に関わるようになりました。中高の教員を辞めてすぐに他の仕事に就いたわけではなく、母の介護など色々な理由で仕事をしていなかった時期があり、その間にJ-SHINEという資格のことを知り、「どうせならお金と時間のあるときに勉強をしておこう」という軽い気持ちで某民間団体を訪れたのがきっかけでした。同じ英語教育でも児童英語という未知の分野について色々と勉強し、新発見もある一方、中高の教員の経験が活かせることも多々ありました。資格を取得して約1年後、東京のある自治体で公立小学校英語活動補助教員の公募のお知らせをいただきました。お知らせをくださったのはJ-SHINE取得に際して私を推薦してくださったその民間団体でした。応募に際しては中学校英語の教員免許を持っていることが必須で、この条件を満たせなかったために応募をあきらめた人がいるとも聞きました。幸い、私は教育委員会の書類選考と面接試験に受かり、今度は小学校で英語を教えることになりました。私のJTEとしての第一歩でした。

小学校英語に関わるまで その2

小学校英語に関わるまで その1よりつづく)

当時は公立小学校でも英語活動を実施しているのは一部の研究指定校だけで、世間でも小学校英語はさほど話題にはなっていませんでした。ところが私がまだ私立中高一貫校に勤めていたときにあの平成14年度施行の学習指導要領の改訂があり、公立小学校での英語活動が全国的に広がって行きました。本屋の英語教育専門書の棚には児童英語や小学校英語の文字が目立つようになりましたが、中学校とのつながりが今一つ見えてこないようにも思えました。私は小学生が英語を学ぶときに楽しみや遊びの要素は必要だと思っています。しかし、学校の教育活動として、授業時間を使って英語活動を実施するのであれば、楽しいだけではなく何らかの形で中学校英語につながることが必要なのではないかと、当時から感じていました。

私の同僚で中高の英語科教師の中には、同じ敷地内の併設小学校で英語を教えていても「連携」という発想が全くなく、「小学校の英語は楽しければいいんでしょ。中高のお勉強の英語とは別物よね。」と言い切る人もいましたが、果たしてそうだろうか?という思いが漠然とでしたが私の中にはありました。「小学校英語だけが一人歩きしてはいけない。中学校の英語教育についてわかっている人間が小学校英語に関わらなければいけないのではないだろうか?今まで、学校での英語教育に関して日本は何度も失敗しているのに、小学校英語で失敗したら、今度こそ取り返しのつかないことになるのではないか。」私は次にこんなことを考えるようになりました。しかしまだその当時は自分が小学校英語に関わることは想像さえしていませんでした。

(つづく)

小学校英語に関わるまで その1

今日はまだブログを立ち上げて2日目。しばらくは自己紹介のような内容の記事が続くと思います。
現在は小学校の先生やこれから小学校で英語を教えたいと思っている方々対象の研修で講師を務めることが私の仕事の中心ですが、社会人としての一歩を踏み出したのは私立高校の英語教師でした。

私は海外留学、海外滞在の経験もなく、英会話学校などにも通ったことはありませんが、中学生のときから英語は得意科目でした。たぶん教わった先生が良かったのでしょう。英語教師を目指したのもそんな先生に影響されたことが大きいと思います。

私立学校の場合、大学を卒業してある学校に教員として就職してそのまま定年を迎える、つまり一つの学校しか知らずに引退する人も少なくありません。でも私の場合は、その時その時で色々な思いがあり、いくつかの学校で専任も非常勤講師も経験しました。履歴書の職歴欄はかなり長いです。今までの職歴で一番長いのは私立中高一貫の専任教諭ですが、その学校は小学校が併設されていて、すでに英語が教えられていたこと、それにもかかわらず自分が所属している中高とほとんど連携が取れていないことに問題意識を持ったことが、現在、私が小学校英語に関わるきっかけになっていると思います。
(つづく)