再び「ナゾ」

現在、勤務校の6年は移行措置期間の年間指導計画に沿って Hi, friends!2のLesson5 Let's go to Italy. を学習中。内容は We Can!1 Unit6 I want to go to Italy. と共通しているので、We Can!1のデジタル教材で使えるものは使っています。…でデジタル教材を改めて見てみると、再び謎が…。(決して批判しているわけではありません。純粋に「疑問」なのです。)

まずは Let's Watch and Think 3。この状況設定をどう理解すればよいのか…?映像の場所はほぼ間違いなく旅行代理店でしょう。(指導編のスクリプトにもそのように明記されています。)背景のポスターやカウンター上のチラシは日本語で書かれているので、たぶん日本国内でしょう。話し手である女性は外見からだけではどこの国の人か判断できませんが、胸に「高岸」という名札をつけているので日本人である可能性が高いです。

さて、この旅行代理店に来ているお客さんは誰でしょう?高岸さんは日本語を話していませんから日本人ではありません。かなりゆっくりの英語を話しているので英語のネイティブ・スピーカーでもありません。高岸さんが勧めている国はペルー、オーストラリア、イタリア、フランスなので、この4つの国から日本に来た人でもありません…となると例えば「日本に住んでいるけれど、日本語も英語もあまり話せない外国人が、たまたま1週間ほどの休暇が取れたので海外旅行をしたくて代理店を訪れた。しかもどこの国に行きたいという明確な希望はない。」というかなり特殊な(?)状況しか考えられません。何でこんな不自然な場面設定にしたのかな???

もし私が制作者だったら、ペルー、オーストラリア、イタリア、フランスの小学生に話してもらって、自分たちの国においでよ!と日本の子どもを誘うような映像を撮ると思います。当然、彼らが使うフレーズは高岸さんのように “Let's go to ~.” ではなく “Come to ~.” です。この方が場面設定としては自然ですし、見ている子どもたちも親しみが持てるのではないでしょうか。ついでに視聴した後にスクリプトを配って音声を聞きながら指さし読みをすると、このスクリプトが下地になって近い将来、日本を紹介するスピーチを作りやすくなると思います。

もう一つ疑問に思ったのが Let's Listen。「どこの国かについて考えて、国旗に〇をつけよう。」という課題が与えられていて、国は三択になっています。これだけにしておけばよいものを、3つ並んだ国旗の下に、ナン、タージ・マハル、ゾウ、タンドリー・チキンの写真が載っているので、色々な知識を持っている高学年ともなれば英語を聞かなくてもインドだとわかってしまいます。(高学年をばかにしとんのか…?と独り言…f^^;)

デジタル教材・場外活用法

新年度が始まって、ようやくエンジンがフル稼働してリズムに乗ってきたかな…という頃の10連休(-_-;)。ま、今年1年だけのことですからね。勤務校は毎年5月に運動会をやっていたのですが、この10連休で準備不足になることを懸念し、今年は10月に実施予定です。

さて、移行措置期間2年目を迎え、自分の中では We Can! の教材研究の仕方が変わってきました。一番変わったのはデジタル教材のとらえ方です。去年の今頃はあらゆるコンテンツを見て、悪い意味でドン引きの連続で批判モード全開だったのですが、昨年度の3学期頃から見方が変わりました。英語だけを教えているわけではない多忙な小学校の先生が、We Can! の指導編を隅々まで読み込んで、単元のねらいや一つ一つの活動の意義を十分に理解し、さらに別紙のワークシートにも目を通して授業をするなどということは不可能に近いでしょう。ところが、デジタル教材だと「とりあえず」のレベルですがパソコン1台あれば「この単元ではこんな題材を扱う」「児童がこういう表現を使えるようになればいいんだな」といった概要を短時間で掴むことが可能になると思います。指導編を開いて細かい活字を読むより、効率よく単元の全体像を俯瞰できるのではないでしょうか。

先月(昨年度末)に研修でお邪魔した小学校は、ほぼ常駐のALTがいて中学校の英語科の先生にもすぐに駆け付けてもらえる恵まれた条件がそろっていました。でも先生の忙しさは他校と変わりません。その学校で「次年度を迎えるにあたり、春休み中にやっておいた方が良いことはありますか?」と聞かれ、「デジタル教材を(どうぐばこを含め)一通り見ておくとよいですよ。」と答えたところ、最初はキョトンとされました。ALTがいるのになぜ?という反応だったようです。でも、デジタル教材を実際の授業で児童に見せたり聞かせたりするかどうかは別として、Let's Try! や We Can! を使って初めて指導する先生にとっては、年間指導計画や単元計画を立てる際にデジタル教材が役立つのではないかと思います。少なくとも、机の上に指導編冊子、ワークシート、文科省発行の年間指導計画、学習指導案などの紙物の資料をいくつも広げるよりは、パソコンの画面上だけで一元化した方が、教材の中身はすんなり頭に入るような気がします。

チャンツじゃない

約1年前にWe Can! のデジタル教材(ダウンロード版)を入手して以来、収録されている “Let's Chant” のうち、本当にチャンツと呼べるものはほとんどないな~、と思っていました。先日もJTE仲間(ただし勤務校は別の自治体)で集まったときも「あんなのチャンツじゃなくて、ただ教えたい(文科省が児童に教え込ませたい)文を無理やり並べているだけだよね。」という話が出て、ああ、私だけじゃなくてみんな同じことを感じていたんだな…とわかりました。実際、私も今年度 We Can! のチャンツの中で使ったのは5、6年合わせて5曲にもなりません。(ついでを言えば、Hi, friends! や英語ノートのチャンツは2、3曲使いました。)

さて、 We Can!2の各Unitの最後のページに STORY TIME があって、これまた「読むこと」の教材として考えた場合、「よくぞこんなにつまらない物を堂々と載せられたな~」と逆に感心するレベルです。中身を見ると、これは読み物の教材ではなく(だったら “STORY” なんてタイトルつけなきゃいいのに)、文字と発音の関連を児童に気付かせる(でも結局は定着させたいんでしょ?)ための教材で、内容は二の次というのはわかります。

それならいっそのこと、STORY TIME に載っている英文をチャンツ風に仕立ててくれた方がまだ良かったかも?と思います。韻を踏んでいるものもあるし、リズムに乗せた音源があって文字を見ながら口ずさんでいるうちに、児童は音と文字の関連に無理なくなじむと思うのですが…。

自分の鈍さにあきれる…

今のところ We Can ! のデジタル教材を授業で使うことはあまりないのですが、たま~に Let's Listen や Let's Watch and Think を使います。ただ、児童に We Can! の冊子を開かせて誌面に直接線を引かせたり、わかったことを日本語でメモさせるような標準的な使い方はほとんどしません。 「何を聞いてほしいか、何に気付いてほしいか」というこちらの意図に合わせてワークシートを作ることが多いです。ついでにスクリプトも適切なフォントで打って、後で「読むこと」の教材として使うこともあります。

Let's Watch and Think は映像つきなので、児童にとっては英語を全部聞き取れなくても視覚的な補助手段があるおかげで内容を理解しやすいのですが、場合によっては映像があるために英語を聞かなくてもわかってしまうということも起こります。英語の音に集中させるため、最初は映像を見せずに音だけ流したい、となるとパソコンをテレビにつなぐのではなくスピーカーにつないで、次に映像を見せるときにつなぎ変えなければいけないので面倒だな~、やっぱり音声CDもあった方がいいのにな~、と思っていました。

先日、6年のある1クラスだけは上記の方法でスピーカーからテレビにつなぎかえるという面倒なことをやっていたのですが…休み時間に気が付きました。最初からテレビにつないで、再生したらすぐにデジタル教材のウィンドウを最小化すればよいだけなんですよね。こうすれば音声は流れますがテレビの画面に映るのはパソコンのデスクトップなので、児童はテレビではなくワークシートを見て、耳は音声に集中できます。

何でもっと早く気が付かなったんだろ…


想定内の質問(笑)

3学期に入り1週間。今日は小正月なので勤務校の給食にも松風焼きや紅白なますが出ました。

勤務校の5年はWe Can! の単元の順序を変えて、Unit9の「あこがれの人」から3学期の授業がスタートしました。とは言っても、移行措置期間中で指導編通りに8時間はかけられないので、簡略化しての実施となります。1時間目は「有名人の性格や人柄などについて聞いてわかる、言える、書ける(書き写せる)」ことを目標にしました。

1時間目の最後は、active / shy / brave など12語が並んだピクチャーディクショナリー風のプリント(自作)を見ながら「有名人(歴史上の人物やキャラクターも可)を男女1人ずつ選んで He is ~. / She is ~.」を書く活動を入れました。(Writing用のワークシートも自作です。)

He is active. や She is great. といった文を何度も聞いたり言ったりする活動を行ったせいか、ほぼ全員が5分とかからずに最低でも男女1文ずつを完成させていました。(早く書き終わった児童は、裏面に男女どちらでもよいので、3人目以降についても書く、という課題を与えました。)

児童が書いた文からいくつか例をあげると…

選んだ人物: ドラミちゃん  She is kind.
選んだ人物: 米津玄師   He is shy.
選んだ人物: 吉田沙保里  She is strong.
選んだ人物: 織田信長  He is great.
選んだ人物: (担任)     He is cool.
児童が書いている間、机間指導をしていた担任が満面の笑顔で “Thank you.” と言っていたので、「?」と思ったのですが、後で「ああ、このことか。」と納得しましたf^^;

さて、この活動を行うにあたり、5年生3クラス100名以上の中で出るであろうと予測していた質問があったのですが…最初のクラスで出ました。

「先生、マツコデラックスは He ですか?She ですか?」

このクラスの担任の先生の(模範?)解答。「自分が He だと思ったら He、She だと思ったら She で書けばいいんだよ。」

そだねー

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