「給食は粘土の味」

先日、ある小学校に外国語活動の研究授業の講師としてお邪魔したときの話です。

この日の授業は6年生。担任のM先生とALTとのティーム・ティーチングでした。M先生の授業は昨年度も1回参観させていただいたことがあり、授業中に何度も自分の感動計の針が振り切るような素晴らしい授業でした。今回も、課題はあったとはいえ、やんちゃでな男子もいる学級で質の高い授業を見せてくださいました。6年生なのにまあよく声が出ること。M先生とALTとのチームワークも抜群でした。

授業後に校長室で、M先生、ALT、その学校の外国語活動主任の先生とお話しする機会があったのですが、M先生曰く「研究授業の前の給食って、緊張のせいか粘土を食べてるみたいなんだけど、今日は美味しいと思うくらい余裕があった。」そうな…。それを横で聞いていた外国語活動主任の先生が一言「M先生って粘土を食べたことあるんですか f^_^;」

もちろんM先生は全否定。「んなわけないでしょ。喩えですよ。たぶん粘土ってこんな感じで味がしないんだろうな、って。」

何だかほのぼのしていい学校です…(*^_^*)。協議会のときも、先生方はM先生への賛辞だけでなく改善点や疑問を率直におっしゃっていました。ベテランも若手もかなり鋭い発言をされていたのが印象的でした。もしかしたら授業者のM先生より講師の私の方が勉強になったかもしれません。

それにしても、研究授業の前の給食が粘土の味、って何となくわかるような気がします。(もちろん私も粘土は食べたことありません。)今はほとんどなくなりましたが、私も研修の前は食欲が全くなく、でもとりあえず何か口にしないと立ち仕事が持たないのでとりあえずスープやヨーグルトなどを流し込むものの味がわからない、という経験をずいぶんとしてきましたっけ。

そんな先生方の緊張も考えず(かつての自分の経験も忘れて)、容赦なく辛口の講評をしちゃう私って、まだまだ未熟だなあ…f^_^;。

研修で睡眠不足解消…ん?

昨日、離島の研修(私にとって22回目の訪島)から帰ってきました。水曜日は朝から教育委員会で通常勤務。定時に退勤した後、自宅には戻らずに港に直行。前回の研修時、島の小学校の先生から「客船ターミナル近くのホテルの大浴場は外来でも入浴できて船のチケット(または予約票)を見せれば割引になる」と教えていただいたので、さっと夕食を済ませた後、さっそく行ってみました。

客船ターミナルで予約票を乗船券に引き換えると、私の目的地の島は「天候により接岸できない場合があります」との表示。都心でも朝から冷たい北風が吹いていたので、まあ覚悟はしていましたが…。「あ~あ、今回もまた途中の島でヘリコプターに乗り換えかぁ。」と思いながら船に乗りました。

前回の研修は夏休み中の繁忙期で乗船料金がやや高めの設定でしたが、今回は閑散期なので一つ等級が上の船室にしました。畳の大部屋に私を含めて4名の乗客がいました。たぶん最初に寝たのは私だと思います。何しろ、いつ誰が部屋を消灯したのか知りませんから(笑)。先月からかなり過密スケジュールなうえに風邪気味で、この島の研修が終わるまで自分の体に鞭打って過ごしていました。特にここ数日は睡眠不足だったので横になったとたん寝入ってしまいました。

明け方5時過ぎ、最初の寄港地に間もなく到着、というアナウンスの後、私の目的地である次の島に就航という知らせも流れました。ヤッター!これでもうちょっと寝ていられるし、わずらわしい乗り換えもないぞ~!!

目的地である島に着いてからはだいたいいつもの行程でしたが、隙間時間によく寝てました(苦笑)。島ということは海に囲まれていて、北風がピューピュー吹いていても湿度はやや高めです。おかげさまでここしばらくの睡眠不足を解消し、咳もだいぶ減りました。

前回の研修時と変わったのは、校内の空き教室が「地球教室」という名前の素敵な空間になっていたことです。前回の研修で中学校の英語科の先生から色々と構想を伺っていたので、私からも夏休み中に色々と寄贈させていただきました。というより、ほとんど我が家の断捨離にご協力いただいた、と言った方が正解かもしれません。

ずいぶん前に教材の出版社から頂いたボードゲームや、教材展示会で安く手に入れた(けど、ほとんど使わなかった)物などをお送りしました。外国語活動や中学校の英語の授業で使えなくても、クラブ活動や放課後遊びなどなら使えそうですし、地球教室のインテリア代わりにはなるかな、と。

研修の合い間に中学校の英語科の先生やベテランの小学校の先生と一対一でお話しする時間もあり、疲労回復もできて充実した2日間でした

夏休み初日の研修

このところ、ほぼ毎年のように夏休み最初の平日はどこかの学校に研修に行っています。今年は8年前からお邪魔している島の学校で研修がありました。今回は夏休み中なので、先生方の授業参観も私が指導者となるモデル授業もなく、児童のみなさんに会うこともありませんでした。

多くの学校が1学期の終業式を行った20日の夜に発ち、夜行便の船に乗って翌朝に到着。旅館で朝ごはんをいただいて再び就寝。今回は船があまり揺れず、船室も静かだったのでよく寝られたにもかかわらず、7月中がずっと忙しかったので疲れが溜まっていたようですf^_^;。

昼過ぎに学校に行って、午後2時間の研修をさせていただきました。今年度は先生方の異動がなかったのでみなさん顔見知りです。休憩なし、ノンストップであっと言う間の2時間でした。先生方からの反応もたぶん良かった…と思います。

旅館での夕食にも先生方が何人か来てくださって楽しい夕食会になりました

さて…翌日は船がお昼頃出港なので、それまでどうしようかな~、と思っていたら、夕食会に来てくださった外国語活動ご担当の先生から「中学校の英語の先生がお話ししたいと言っていた」との伝言を受け、喜び勇んで出かけました。小さな島の学校で中学校の英語科の先生も小学校の外国語活動に色々な面で関わっていらっしゃるので、じっくりお話しできる機会があるのは私にとっても有益でした。気がつけば、2日目の午前も約2時間ノンストップで話し込んでしまいました。前日の研修と同じくらい、私にとってはとても充実した時間となりました。

今回、島の中学校の英語の先生とじっくりお話しさせていただいたおかげで、小中両方にとって必要なもの、あった方がよいものもわかりました。夏休み中は他にも研修のご依頼を受けていますが、JTEの仕事がない分、時間的にはかなりゆとりがあるので、これから資料等を取り揃えて島の学校にお送りする予定です。K先生、待っててね~


居間?校長室?

先日、研修でお邪魔した都内の小学校での話です。この小学校は単学級の小規模校のうえ数年前から何度か伺っているので、異動で先生方の入れ替わりがあっても先生方のお顔と名前をすぐに覚えられます。今の校長先生とも4年目のお付き合いになります。

この校長先生が本当に素敵な方で、「ああ、こんな校長先生の下で働けるなんて、この学校の先生方は幸せだな~。」といつも思っています。全身から温かさが溢れていて、ほめ上手で、でも先生方に対しても児童に対しても、必要な指導を簡潔にビシッと入れられる方です。

先日は教職歴2年目の先生とALTによる外国語活動を全員で参観した後の研修でした。どこの学校に行っても、全体の研修の後、たいてい再度校長室に立ち寄らせていただいて、校長先生やその学校の外国語活動ご担当の先生、そして授業を参観したときは授業者の先生も交えて歓談したり、研修内容の補足となるようなご質問を受けたりしています。この日もそうでした。

副校長先生が淹れてくださったお茶を飲みながら校長先生とお話ししていると、外国語活動ご担当の先生と授業者の先生が校長室にいらっしゃり(ここまでは普通)、さらに一人また一人と先生が増えて、あっと言う間に校長室がいっぱいになりました。気がつけば6人の学級担任の先生が全員揃い、専科の先生も加わっていました。(会議室からパイプ椅子持参で来室した先生もいらっしゃいました・笑)。先生が一人増えるごとに副校長先生がお茶を淹れながら話にも加わって、何とも和やかな雰囲気になりました。私もせいぜい数分で失礼するつもりが、すっかり長居してしまいました。

校長先生が男性、副校長先生が女性ということもあり、何だかこの学校の先生方が家族のように見えました。もちろんお父さんは校長先生、お母さんは副校長先生です。(ちなみに校長先生は副校長先生のことを「副ちゃん」と呼んでいます *^_^* )そして校長室はまるで居間のようでした。きっと普段から校長室が開かれていて、先生方は何かあれば管理職の先生に相談なさったり、対応が難しい児童を連れて来たりして、「お父さん」が優しく厳しく指導されているんだろうなあ、と勝手に想像しました。

何度でも足を運びたくなるような素敵な学校ですし、こういうところで継続して研修をさせていただけるのって幸せだな~と思いました。

運動会前なのに…

明後日の28日(土)に運動会を予定している小学校は多いのではないでしょうか。昨日、研修でお邪魔した学校もそうです。外国語活動の研究をしている学校とはいえ、運動会の3日前に研修を実施するなんて、大胆な計画だな~、と(大きなお世話ですが)思いました。お忙しい中(そして先生方もおそらくお疲れの中)で、かなり頑張って捻出されたと思われる1時間半を1分でも無駄にしないよう、こちらもしっかり準備して臨みました。

「研究指定校=先進校」ではありませんから、この学校も課題がたくさんあることがわかりました。でも2年間の研究を経て先進校になっていくわけです。この学校には研究授業の助言者も含め、今年度中にあと4回お邪魔することになっています。2年間でよりよい成果が出せるよう、私もしっかりお手伝いしなければ、と自分に気合いを入れ直しました

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