ベータ版みたいなものだから

文科省から新学習指導要領向けの教材やそれに関連した資料が続々発表されていますね。今はまだ現職の教員や教育委員会の職員でないと閲覧できないように、IDとパスワードの入力が必要なページにしか掲載されていない資料もありますが、ひとたびダウンロードしてしまえばコピーが容易なものも多いので、なんだかんだ言って色々な人の手に渡っているのでしょうね。

私もまめに文科省発の情報をチェックしていますが、現時点で入手できるデータのうち、かなり曲者だと思っているのが高学年用新教材 We Can! のデジタル教材です。文科省は、今回のダウンロード版と各学校にDVD-ROMで送られる正式版では内容が変更になる場合があるとの注釈はつけているものの、なかなか手ごわいです。

私は昨年11月に自宅用のパソコンを購入したばかりなので、ダウンロードもインストールもすんなりできましたし、動作も特にトラブルはありません。ところが知り合いからは「自宅のパソコン(そこそこのスペックのデスクトップ)でダウンロードはできたようだが、そこでパソコンがフリーズした。電源を切って再起動しようとしてもパソコン自体が動かなくなってしまった。」とか、「学校で使うためにサーバーセットアップを試みたもののうまく行かず、業者を呼んでも解決しなかった。」など、色々と聞こえてきます。

一方、ある小学校の校長先生は「これは昔で言うβ版と同じだから、自宅で自己責任でダウンロードするのは構わないけど、学校のパソコンではダウンロードしないように」と業務命令を出したそうです。賢い判断かもしれません。…でもDVD-ROMが送られてくるのはいつのことになるでしょう。他の資料でも掲載が大幅に遅れているものもありますし…。そろそろ来年度の人事が決まる頃なので、来年度、高学年の担任になる先生方は早く教材研究をしたいのではないでしょうか。

Hi, friends! もデジタル教材は容量が重くて、あまりスペックの高くないパソコンだとチャンツの音と動画がずれるという現象が起きていましたが、 We Can! や Let's Try! は大丈夫??


さらに便利!

先日、こちらのブログで「クロスワードパズルとワードサーチが簡単に作れるサイト」をご紹介しましたが、昨日さらに便利なサイトを見つけました。

それがこちら

http://tools.atozteacherstuff.com/word-search-maker/wordsearch.php


以前紹介した free puzzlemaker は、クロスワードパズル作成は使い勝手がよいものの、ワードサーチは対象となる単語が右から左、下から上に配列されてしまうので「う~ん…このサイトはワードサーチを作るには使えないな…」と思っていました。まあクロスワードパズルが作れるなら、あとは隙間に自分で適当な文字を配列すればワードサーチも作れるわけですが(ただし、左上から右下の斜め配置はできませんが)、できればそういう一手間をかけずに一発でワードサーチが作れるならそれにこしたことはありません。

…と思って探していたらありましたよ~。こちらの Word Search Generator は斜めなしで単語を左から右、上から下の配置のみという選択もできるようになっています。ちなみに「斜めも可」で設定すると左下から右上に文字が配置されるパズルも作られてしまうので、小中学生には不向きかな?と思っています。字体や文字の大きさも選べるし、ユーザー登録をしなくてもこういう設定を保存しておくことができるので便利です

私が住んでいる埼玉県南部でも少し前から雪が降り始めました。今のところ積もってはいません。今日はたまたま休みです。明日は小学校でJTEの仕事があるのですが無事に行けるかな…。午後は積雪状況を見ながら授業の準備をしつつ、ときどき雪かき…かな…。

首都圏で外出されている方はお帰りの際に気を付けてくださいね。


次の心配は置き場所

昨年末は複数の小学校で特別支援学級の外国語活動を参観させていただく機会がありました。小学校の現場では来年度の先行実施や移行期間に向けて着々と準備が進んでいたり、不安の声が上がったりしている一方、特別支援学級の外国語活動については、まだまだ研究が進んでいるとは言えないような気がしています。

私自身は JTE として最初に勤務した小学校に特別支援学級があり、デビューも特別支援学級でした。3年にわたって年間10回ほど授業はしたものの、まだ必修化にさえなっていなかった頃の話で、手探りで指導していた一方、何でもあり、というか児童に害でなければ何をやっても許されていた時代でもありました。

でもこれからはそういうわけにも行かず、特別支援学級での外国語、外国語活動について現場の先生からご質問をいただく機会も増えるでしょうし、私も過去の経験だけで指導助言するわけにも行きませんから本腰入れて勉強しなくては!と思いました。

冬休み中に手元にある本を色々見ていたところ、6年前に当ブログでも紹介した『英語の絵本活用マニュアル』 の巻末に目が止まりました。出版元の広告ページに「小学校特別支援指導用教材」として紹介されているセットがあったので、まずはここから勉強することにしました。

ところがこのセットは出版元のコスモピアで注文を受け付けておらず、「小学校の先生以外のかたで購入をご希望される方は、直接お住まいの都道府県に該当する上記教科書販売店へお問い合わせください。」とのことで、まずは地元の教科書供給所に発注することから始まりました。年末年始をまたいだこともあり、今日ようやく教材を手にすることができました。

指導書に書かれている授業のシナリオ例や模擬授業の音声を収録したCDにはあまりにも日本語が多く、「う~ん…これでは子どもたちと英語のコミュニケーションにならないんじゃないの??」というのが素直な感想でした。特別支援学級だからこそ、言葉による説明調の授業ではなく子どもたちの豊かな感性に訴えかけるような授業であるべきですし、そのために非言語要素がたっぷり詰まった絵本は教材としてぴったりだと思います。その一方で、通常学級とは違う特別支援学級だからこそ必要な指導のヒントも指導書にギュッと詰まっていますし、何よりもストーリーがそのまま歌になっているCD付の絵本が各セットに4冊ずつ入っているのは魅力です。忙しい小学校の先生は、そもそも絵本選びにじっくり時間をかける余裕もほとんどないので、実際に特別支援学級で指導した経験のある人から「この本がおすすめ」「この絵本に関連してこんなアクティビティができる」という情報はとてもありがたいはずです。

…さて…指導書、CD、DVDはさほど収納場所を取らないものの、絵本8冊をしまう場所がちょっぴり苦しいです。絵本を収集しているつもりはなくても、ついつい気になると購入しているうちに本棚をどんどん圧迫しています。指導書を読み込んだり絵本そのものの教材研究をしたりする以外にもう一つ課題が増えました…

これは便利!

おもしろいものを見つけました

http://www.discoveryeducation.com/free-puzzlemaker/


クロスワードパズルもワードサーチも簡単に作れちゃいます。クロスワードパズルの方は、例えば自分が20語選んだとしても、マス目の数の上限によって、そのうち15語とか17語とかをコンピューターが選択するのでパズルに入らない語もありますが、無料で使える上に、印刷して使えることを考えれば上出来でしょう。ワードサーチは自分で単語を入力して作ってもらったのに、いざ自分が探すとなかなか単語が見つかりませんでした(;^ω^)。その分、楽しめましたけどね。

中学、高校の英語の先生には便利でしょう。小学校で、いくら次期学習指導要領で「読むこと」「書くこと」が入るとはいえ、これをそのまま教材として使うのは不適切でしょう。でもちょっと工夫すれば教材化できそうです。これは春休みの宿題…?

冬休み

今日、初仕事という方もいらっしゃるでしょうか。子どもたちにとっても(そういう私も)冬休みはそろそろ終わりに近づいていますね。

いつものことながら、夏休みや冬休みのようなまとまった休みがあると、ついつい欲張って「あれもやろう、これもやろう」と計画を立てるものの、実はさほど達成できずにちょっぴり落ち込んだりもするのですが、わりと立ち直りも早いため「ま、仕方ないか。」の繰り返しです。この冬休みもクリスマス頃には「やることリスト」を作ったものの、12月28日頃には早めに下方修正(?)しました (;^ω^)

この冬休み、久しぶりに再挑戦したのが編み物です。小学生のときに母から習って以来、学生の頃はよく編んで、自分で着たり友達にプレゼントしたこともありました。私が大学生の頃はこれからバブル全盛期に向けて景気は上向きだったため企業に就職希望だった同級生は次々と内定をもらっていた一方、少子化が目に見えていたため教員はかなり狭き門でした。そんな中、私が考えていたのは「教職の口がなかったらアルバイトをしながら編み物の専門学校に通って編み物で身を立てよう。」でした。な~んて話をするとかなりの腕前かというとさにあらず(#^^#)。もともと不器用なので、今思えば英語の先生になってやっぱり良かったな~、と。

仕事がらスーツやテーラードジャケットを着ることが多いのですが、その下に着る水色無地のシンプルなVネックベストが欲しいな…と前から思っていました。ところがいざ既製品を探すと自分の好みに合うものが見つかりません。だったら自分で編んじゃえ!ということで昨年の仕事納めの帰りに手芸屋さんに寄って、いざ毛糸を買うまで迷うこと約30分。せっかく一点物を作るならとことん自分のお気に入りにこだわりたいものです。

暮れもお正月も編み物ばかりしているわけには行きませんし、老眼が進んだうえに、編み物に限らずあらゆる作業において若いときのようなスピードはないので、もうじき冬休みが終わるというのにまだ前身頃がこの程度

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後ろ身頃は編み終わっていますが、ベストなら袖がないから4~5日で編めるかな…と思いきや、まだまだかかりそうです。JTEとしての仕事が始まってしまうと編み物どころではないので、来週中には仕上げたいな~。

編み物をしながら、録画だけして溜まっていたテレビ番組(ほとんどがクイズ番組)を見ています。年末にはビデオレコーダーのハードディスクがかなりいっぱいになっていて、「これでは『東急ジルベスターコンサート』も『ウィーンフィル ニューイヤーコンサート』も高画質で録画できないよ~」という状態だったので、冬休みに入ったとたん編み針を動かしながら片っ端から見ては消すようにしています。ドラマや映画のようにじーっと見ている必要もありませんし、逆に編み物だけずーっと見ていると肩がこって眼も疲れるので、この2つの並行はちょうどいい感じです。(…でときどき立ってストレッチ。)

年末に近い番組から時間の流れと逆行して次々に見ていて、今は10月上旬まで来ました。(どんだけ溜めたんじゃい!?自分でも呆れます f^-^; )…で気が付いたのですが、10月中に録画したまま見ていなかった番組の多いこと!改めて手帳を開いて昨年10月のスケジュールを見直すと、確かにびっしり詰まっていました。(という忙しさなのに、2週目に福島の山に紅葉を見に行って風邪を引いたりもしています…アハハ…(;'∀') )

…というわけで、この年末年始は静かながら充実した日々を過ごしています。う~ん…初仕事に行くのが嫌になりそう…(困)。

今年一番の成果

今年もあと残すところわずかになりました。(…って報道番組冒頭の決まり文句みたいですねf^^;。)
私にとって今年一番の成果は同じ小学校を20回近く訪問したことです。私が訪問する予定だった日が台風のため休校になったこともあり、年明け1月にまだ3学級を参観させていただくことになっていますが、それ以外の学級はそれぞれ2回または3回授業を参観させていただきました。自分がJTEとして勤務している学校以外で同一年度に同じ小学校にこれだけ足を運んだ経験は初めてです。

特別支援学級を含めて13名の担任の先生の授業を参観させていただいたところ、どの先生も1回目より2回目に参観した際に格段に授業力が上がっていました…なんて私が言うのもおこがましいことですし、一方でそうでなければ私が指導助言した意味もないとはいえ、みなさんの変化が私の想像をはるかに超えていました。

この学校以外にも過去に何度もお邪魔したり、同じ先生の授業を複数回参観させていただいた経験はあるものの、わずか3か月から半年の間にここまで変わる先生方はほとんどいません。しかもこの学校の場合、一部の先生のみの指導力が向上したのではなく(もちろん個人差はありますが)、全員の先生方に大きな変化が見られたのです。

賞賛すべきは学級担任の先生ばかりではありません。専科の先生方の後方支援体制がこれまた素晴らしいのです。算数少人数担当の先生は全学年の外国語活動のカリキュラムを把握し、あらゆる資料の整理を引き受け、図工専科の先生は絵カードなどの教材作り、教材整理を担当し、音楽専科の先生はCD/DVD、絵本などの市販教材の整理を担当していらっしゃいます。こうした全校体制のチームワークの素晴らしいこと!

この学校とは一昨年からおつきあいがあり、先生方全員あるいは近隣の小中学校と合同の研修に講師として呼んでいただいています。一つの学校に継続的に伺って、学校全体あるいは一人一人の先生方が変わって行く様子を自分の目で見るだけでなく、複数年度かけて関われるのはとてもありがたいことです。今年一番の出来事と言えば、この学校で授業観察や研修をさせていただいたこと、そしてそれを通して私自身も成長したことです。収穫の多かった2017年に感謝

皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ

音声CDはないの?

年末年始の休みは新学習指導要領や新教材の研究をしよう、あるいは関連の研修に参加しよう、と予定されている方も多いことと思います。私もその一人です。

今月上旬に文科省から新たに発表されたいろいろな資料を見ていると、「よくできてるな~」と思う部分と「あ~あ、残念」と思う部分の両方あります。ま、これは想定内ですし、どんな政策や教材も一長一短ですからね。

で、ふと気づいたのですが、We Can! も Let's Try! も音声CDってないのでしょうか?今のところラインナップにはありませんよね。今さら音声CDなんて古い??いやいや、学校現場ではまだ使われていますよ。

Hi, friends! が出たときは、最初は「音声CDは作りません。デジタル教材を使ってください。」と言われ、いざ新年度が始まったらやっぱり音声CDがないと不便なので、学校で予算を組んで東京書籍から購入したのに、後出しジャンケンのように教育委員会経由で「Hi, friends! 1-1」のように白地に黒文字が書かれた4枚組ディスクが送られてきた、なんてこともありました。早めに手を打った学校が損をした例です。

確かにデジタル教材から音声は流れますし、現場もパソコン(タブレットを含む)1台で済ませる方向に行くのが理想的なのかもしれませんが、残念ながらまだパソコン自体の不安定要素は否定できません。既存のCDプレーヤーのように電源を入れてすぐに使えるわけではなく、起動までに時間がかかったりパスワードを入れなければならない煩雑さはあります。さらにデジタル教材のDVD-ROMが各校に配布されたとしても、今は自治体で決めたセキュリティが優秀で(というか厳しすぎて)、インストールそのものがかなり面倒になっている学校もあります。

音声CDを全小学校分作成して配布するとなると、ディスクそのものの費用も輸送費もかかるのはわかります。それならせめて、デジタル教材のデータから簡単に音声だけ取り出してUSBやSDカードにコピーできるようにしてほしいです。音声を YouTube にアップしても、自治体によっては校務用パソコンからネットにアクセスする際にもかなり厳しい制限がかかって、コンテンツを活用できない場合もありますからねえ。


フォントの話 その2

以前、こちらのブログで教材に使用するフォントのことを書きました。

http://mocco228.blog41.fc2.com/blog-entry-434.html


文科省、やりましたねえ。新教材、We Can! と同じ字体が学校現場でも使えるようになっています。ただでさえ忙しい小学校の先生が自作でプリントを作ることは個人的にはあまり推奨はしませんが、少しでも児童の学習意欲や学習効果を高めるために本当に必要であれば、 JTE や ALTが自主的に教材を作る分には構わないと思いますし、どうせなら教材と同じフォントの方が子どもたちにとっても良いに決まっていますよね。

新教材の学習指導案例の発表が遅れに遅れている点は文科省に苦情の一つも言いたいのですが、フォントに関してはちょい拍手をしたいです。もっとも教材本体を作るときにフォントも開発しているわけですから、それを出版社と役所だけで囲い込んでいるのも変ですけどね。公表するのは当たり前??


教えるプロ、作るプロ

もうじき2学期も終わりですね。2学期中はどこの小学校に研修に行っても、次期学習指導要領や新教材が話題にならないことはありませんでした。この後もしばらくは続くでしょう。

新教材について言えば、3~6学年の年間指導計画、活動例、そして高学年の児童用冊子と指導書は文科省のホームページで閲覧できるようになっています。中学年の児童用冊子と指導書、そして全学年のデジタル教材のデータも近く公表されるようです。遅いな…。

ある自治体は、高学年用に We Can! の指導計画を独自に作っているそうです。しかも作成するのは現職の小学校の先生たちと聞いてますますびっくりです。未だに文科省からは45分×70時間分の学習指導案例が公表されておらず(予定では9月にデータ掲載となっていたのに)、公表されたとしても文科省版は45分単位の指導案例のため、15分の短時間学習用の指導案に作り替えないと現場が困るから、だそうです。え?15分×105ページの指導案を作ってるの??

カリキュラムデザインは、現職の教師が日々の校務をこなしながら空いた時間でできるような仕事ではありません。指導案を作れない教師はいませんが、日々の実践の中で児童・生徒の実態に合ったオリジナルの指導案を作ることはできても、ある市区町村全体で活きるような汎用性の高い指導案を前もって1年分、しかも次年度以降も使えるものを作るのは、その道の専門家でないと難しいでしょう。

教師が教えるプロなら、カリキュラムや教材を作るプロもいます。私がどうこう言うことではありませんが、寿命が2年しかないとわかっている We Can! 版の指導案210ページを現職の教師が作るのって…。う~ん…。

個人の戯言ですが

あちこちの小学校に研修でお邪魔していると、必ずと言ってよいほど話題になるのが次期学習指導要領下での外国語、外国語活動のことです。ただ、高学年向けの教材 We Can! については、話題にはなっても先生方の関心が必ずしも高いというわけではなさそうです。心の中では「来年度、自分は高学年の担任にならないかもしれない。」と思っているのかもしれませんし、今のことでいっぱいで来年度のことは(関心がないわけではないけれど)考える余裕がない、という方もいらっしゃるでしょう。あるいはプログラミング教育や道徳への関心が高くて外国語は二の次だったり、時間数増でも教科化でも教材が変わってもALTがいるから任せておけばとりあえずはいいやと思っていたり、と理由は様々でしょう。

私の感触では、先生方は外国語・外国語活動の実際の指導のことより、高学年の授業時間数をどうやりくりするか、という心配の方が大きいような気がします。私が聞いただけでもこんな選択があることがわかりました。

①来年度から45分×70時間実施することを決定。登校時間を早め(これを歓迎する保護者もいる)、週1~2日は休み時間などを切り詰め、高学年は7時間目まで実施、あるいは今は全学年5校時までの水曜日を6校時までにしても14:30頃の下校を目指す。
【補足】私が2年前から研修でたびたびお邪魔している研究指定校は、昨年度からこの方法を実施していて、水曜日と金曜日は6校時終了が14:25です。(高学年は昨年度から45分×70時間の外国語活動を実施。)校長先生のお話では、地域や保護者から特に強い反対があったわけでもなく、この時程で軌道に乗ったので来年度以降も継続するそうです。

②来年度から年間70時間分、しかも45分×35時間と15分×105回で実施することを決定…したのはいいけど、15分×105回を1年間でどのように取るかは未定。(「各校の実態に応じて決めてください。」という教育委員会もあるそうな。これって結局は「丸投げ」ですよね…??)

③来年度から年間70時間分実施することを決定。45分×35時間は現行通りだが、増加分の35時間をどうするかは検討中。土曜日登校日に高学年だけプラス1時間やる?夏休み中に集中授業する?東京グローバルゲートウェイに連れて行って、それを授業時間数としてカウントする?…など

④来年度は年間50時間分実施。文科省が示した通り、プラス15時間は総合的な学習の時間に実施。

⑤(教育委員会内部では方向性は決まっているのかもしれないけど)未定。少なくとも校長会では何の伝達もなし。周囲の自治体の出方を見て決めるらしい。

個人的には④を選択した自治体が一番賢いか?と思っています。①の補足にあるような、すでに時間増で実施している学校はともかく、現行45分×35時間がいきなり倍になるのは、時間割の問題が解決したとしても、先生方にとってかなり負担になることは明らかです。(しかも文科省から出るはずの新教材に関する情報があまりにも遅すぎます。学習指導案とデジタル教材のデータを早く掲載してほしいものです。)一方、④なら来年度、再来年度に関しては週当たりのコマ数は増えませんから、先生方は時間割編成のために多くの時間やエネルギーを消費することなく、新たなカリキュラムや教材研究など、実際の指導に関わることに集中できるでしょうし、いわゆる「助走期間、助走区間」が確保されるわけです。

さて、2020年度の完全実施時にはどうなるでしょう?あくまでも個人の予測ですが、結局は週当たりのコマ数を増やさず、総合的な学習の時間を一律マイナス1時間にして外国語、外国語活動実施、なんていうことはあり得ないのでしょうか?文科省は、上記②のような選択をした学校から「負担が大きい」「15分では成果が期待できない」という声が上がるのを待っていて、「ね、だから45分×週2コマの方がいいでしょう?でも『働き方改革』を実現するためにはコマ数は増やせないし、いったん教科化が決定した道徳や外国語を領域に戻すわけには行かないから、総合的な学習の時間を減らすしかないんですよ。」なんていうシナリオが内々で出来上がっているのでは?と勘繰ってしまいます。

まあ上記は半分、私個人の戯言みたいなものですが、でも本当にそうなった場合、(言い方は悪いですが)ハズレくじを引いたことになるのは②のような選択をした自治体・学校ではないでしょうか。全校一斉ならともかく、高学年だけ15分×105回をどう捻出するかで頭を悩ませ、45分×70回を前提に文科省が作った学習指導案を、頭をひねって15分×105回用にアレンジしたものの、いざ短時間学習を実行しようと思っても生活指導をしているうちに時間が終わってしまったとか、デジタル教材がうまく動かなくてあたふたしていたら残り5分くらいになってしまったとか、そんなドタバタに振り回されたのに、実は④の選択をした学校の方が成果が出た、なんてことも十分に考えられます。挙げ句の果てに「2020年度からは全国一斉、高学年の外国語は(45分×)70時間、総合的な学習の時間は35時間」という通達が来て、「今までの苦労は何だったのか」と教務主任や高学年の担任を中心に疲労感だけが残る…いやいや、こんな酷い筋書はあってはダメですよね。

でも本当のところ3年後はどうなっているでしょう?現場の悩み、苦しみを役人はどこまでわかっているのかな??

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