小学校外国語活動を中心に英語教育全般についてつぶやき中(*^_^*)

こっちの方が好き♡

ゴールデンウィーク中、新指導要領や新教材について色々さがしていたら見つけました。これも市販されているんです

  

…ということで早速注文して本日入手しました。

この絵本は平成28年度に研究開発校や教育課程特例校などに配布され、最終的には絵本の内容を削減して Let's Try! には最終単元として掲載されました。3年生用は題名も “Who are you?” と変更されて新教材に入っています。確かに2月~3月実施を前提として Autumn Forest はないよね…。

元々の絵本だと全体的に分量が多いというのはわかりますが、Let's Try! に載っているコンパクトバージョンは、個人的には残念でなりません。In the Autumn Forest は見開きページの右側に動物が1匹だけ隠れていて、次のページをめくると正体がわかる、という作りになっていたため、一つ一つ児童に推測させながら読み進めるという楽しみがあったんですけどね…。Who are you? だと一気に3種類の動物が出てくるため何だかあっさりしすぎです。原作はよくできていたんだけどなあ…。

Good Morning も Let's Try! では This is My Day. とタイトルを変え、こちらもかなりボリュームダウンしたうえで収録されています。う~ん…残念。中学年で扱うには原作だとやはり長い?でも指導の仕方次第だと思うのですが…。

やっぱり6年

新年度が始まって1カ月。新学習指導要領移行措置期間中の授業に、いざ自分も関わることになって「やっぱりね。」と強く感じたのは「ネックは6年。」です。何事も新しいことを始めるときは困難がつきものなので、3~5年も大変と言えば大変なのですが、一番難しいのは6年ではないでしょうか。Hi, friends! との併用で、We Can! の一部しか扱わない場合でも、かなり注意深く年間指導計画や授業案を立てないと、子どもたちに意欲どころか「?」ばかりが増産され、中学校との連携どころではなくなりそうです。

自分の勤務校も含め、いくつかの地域や学校での移行措置期間中の指導内容を比べると(これもある程度は想定内でしたが)本当に地域によってばらつきがあることを改めて実感しました。ここからはただのおせっかいな独り言ですf^^;。

時間数に関して言えば、とりあえず今年度の高学年は45分×50時間(15時間を総合から捻出)を選択した学校(自治体)が一番無難だったのかな、と思います。ただ、こういう選択をした学校の多くは文科省が提示した Hi, friends! と We Can! 併用の50時間案の年間指導計画に沿って指導が行われていると推測していますが(実際、そういう自治体があるのを知っています)、それはそれでかなり問題ありです。

何が問題かというと、Hi, friends! と We Can! の両方を欲張って50時間に入れようとするものだから、1単元当たりの配当時間が少なく、定着はもちろん無理、慣れ親しみすら保障できるのか?、「読むこと」「書くこと」がどの程度指導できるのか?というのが正直な感想です。今年度の6年は We Can!1を使って70時間学習をしたうえで We Can!2 と出会うわけではないので、色々と補わなくてはなりません。そのために Hi, friends!2の多くの内容を学習することになるわけですが、これは子どもたちにとって必要な橋渡しです。だったら We Can! の内容をもっと減らすべきで、このままだと指導する先生にも児童にもかなりの負担がかかります。文科省が「移行措置期間中もこの内容は扱いなさい」と定めている項目の中で、文字に関する部分は私も賛成ですし、これはさほど教師にも児童にも負担はかからないでしょう。問題はそれ以外。しかも扱う項目の選定基準が「中学校との接続」とのことで、ひねくれた見方かもしれませんが、「なあんだ、結局は小学校の現場より中学校優先の上から目線で物事が決まってしまうのね。」と思ってしまうのです。でも実は We Can! を作った偉い先生方が、自分の担当した単元をどうしても入れさせたくてなかなか譲らなかった結果、あの単元もこの単元も入っちゃったのかな、なんて勘ぐってしまいます。(さすがにこれは妄想しすぎか…?f^^;)

Hi, friends!2のうち、Lesson7の昔話は全カットでも特に支障はないと思われるので、Hi, friends! 2を29時間で扱い、あとは各自治体や学校の増加分の授業時数に合わせて We Can!1、2の内容を補うにしても、元々8時間配当で作った単元を2時間で実施しろはないでしょー、と思います。単元の配当時間は原則そのままで、扱う単元の優先順位を文科省が示すだけの方がまだ良かったような気がします。

一方、45分×35時間はそのままで、増加分を短時間学習で補っている学校はどこも大変そうです。文科省が短時間学習用の指導案を出していないため、自力でどうにかしなければなりません。いくつかの出版社でモジュール用のICT教材を作り、強引に We Can! と関連づけようとしていますが中身を見ると無理があります。時程表や指導計画表に短時間学習が明記されていても実際にどこまできちんと指導されているか…。特に新年度がスタートしたと思ったらすぐに運動会という学校では「絵に描いた餅」になってしまっているのが現実かもしれません。実質的な指導時間数は昨年度とほとんど変わっていないのに指導内容は増えているわけですから児童が消化しきれないのは当たり前で、昨年度の6年の方が実は力をつけて中学校に進学したなんていう皮肉な結果になることさえありうると思っています。でも悪いのは小学校の先生ではありません。週当たりのコマ数つまり枠組みをきちんと決めずに現場に丸投げして、教科化と時間増だけを急いだ文科省の罪は大きいと思います。苦肉の策として「短時間学習も可」としたなら、短時間学習用のICT教材と指導案を作るべきでしたね…とここで愚痴っても仕方ありませんが。

買う?

ゴールデンウィーク後半、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私はほっと一息で連休初日を迎えています。春休みにのんびり遊び過ぎたツケが4月下旬の授業スタート時に回ってきて、今日はすっかり疲れ休みモードです。毎年度始まってから「あ~、春休みにあれやっとけばよかった。」を繰り返す学習能力のなさに自分でも呆れています(+_+)。そんなこんなでドタバタしている間、情報収集が一時中断していました。あ、いつの間にか We Can! の一般販売が始まってる!

  

東京書籍のホームページには「学校無償配布版と異なり,『Hi, friends!』のページは含まれませんのでご注意ください。」との断り書きがありました。3月31日までの限定公開とされていた文科省の新教材ダウンロード専用サイトは今でも閲覧可ですし、不特定多数への公開や営利目的利用は禁止されていても、IDやパスワードを付与された教員や教育委員会関係者がダウンロードしたものを他人に二次配布してはいけないとは言われていないわけで、We Can! の部分だけなら、データや印刷物として持っている人も多いのではないかと推察しています。来年度までしか使えないことを考えると、どれだけ買う人がいるのかなあ…。

ちなみに Let's Try! の一般販売も始まっています。

  




統合第二弾

昨日はJTEとして今年度の初仕事でした。ただでさえ年度の初めは緊張しますし色々と神経を使うことが多いのですが、この春は統合と新校舎という特殊事情も絡んでいたので、朝5時起きでかなりゆとりを持って出勤しました。

元々、平成25年度からA小学校のJTEになって、平成28年度にA小学校がB小学校と統合してC小学校が生まれ、私はそのままJTEとして継続し、この春D小学校と統合しました。今回は校名、校歌、校章を新たに決めることはなく、(こういう言葉を使うのはタブーなのだと思いますが)実質的にD小学校を吸収合併した形になります。平成28年度、29年度の2年間で元A小学校の校地に新しい校舎を建て、昨日はその新校舎に初めて入りました。A小学校と比べて児童数は倍近くです。

学校に着くと、職員用の玄関☞自分の下駄箱☞女子ロッカー室の場所☞自分のロッカーを順々に見つけることから1日が始まりました。自分の担当は2校時からなのでさくっと教材・教具の準備をした後は、いただいたばかりの校内配置図を見ながら「セルフ校内探検」です。単に新しくてきれい、というだけでなく、「今時の学校」らしい工夫が随所に見られました。

今年度最初の授業は5年生でした。担任の先生はD小学校から異動していらした方なので、昨日が初対面、一緒に組んでティームティーチングをするのも初めてでした。終始にこやかで、ご自身もすすんで英語を話そうとなさっていましたし、とにかく褒め上手。あ~、いい先生で良かった…♡

中休みを挟んで3、4校時は6年生でした。どちらのクラスの担任の先生もA小学校時代から存じ上げています。3校時のクラスの担任の先生は昨年度5年担任だったので2年連続、一緒に組むのは3回目です。、4校時のクラスの先生も一緒に組ませていただくのは2年ぶり3回目です。

高学年の児童は入学時の小学校がA、B、Dと異なる3校だったため、外国語活動用の名札も3種類です。A小出身の子(約半数)はピン留めでヘボン式表記、B小出身の子(約3割)はピン留めで訓令式表記、D小出身の子(約2割)は訓令式表記+ひらがなで首下げ式のケースです。ケースについてはこの後全員ピン留めに統一するようです。頼まれれば私が全員分ヘボン式表記の名札を書いて揃えてもよいのですが、子どもたちはそれぞれの学校で1年生のときから使っている名札に愛着があるでしょうから、学校から頼まれない限りはこのままでもいいかな、と思っています。私には不都合はありませんから。

5年生は全員、授業で私と接するのは今年度が初めてなのでよしとして、6年生はD小学校から来た子が各クラスに数名ずつしかおらず、その子たちは今年度私と接するのが初めてなので最初のうちはその子たちの表情を注意深く見ながら Teacher Talk を加減するとか気を付けなければいけないな~と思いました。

明後日は残りの3クラスの子どもたちと出会います。学校の様子はある程度わかったので昨日ほどの緊張はないかもしれませんし、外国語活動で初めて組む先生はお一人だけ、しかも昨年度はC小学校の算数少人数ご担当でお互いある程度は知っているので、少し気は楽です。

…いずれにしても新年度ってワクワク感もありますけど、大変ですよねf^^;。

『解説』の解説がほしい



新学習指導要領の『解説』を熟読するも、ところどころにあまりにも抽象的な表記が多くて「で?これってどういうこと?」と考えながら読み進めて行くと時間のかかること!何となく言いたいことはわかるのですが、「じゃあ、具体的に授業でどうするか?」というところまで自問すると頭の中にが増える一方です。中教審の答申からずっと継続的に勉強していればこんなことにならなかったのか、単なる勉強不足かわかりませんが、「『学習指導要領解説』の解説がほしい!」と思ってしまう私は甘えすぎ…と思っていたら、やはり世の中に救世主はいるものです。

昨年8月下旬に行われた J-SHINE のシンポジウムの会場で出版社が直接注文を受け付けていたので申し込んで、ほどなく入手するも、ぱらぱらっと見ただけで放ったらかし(恥)にしておいたのですが、昨日ちゃんと初めから読みました。巻末の資料も入れて160ページありましたが、読みやすくて一気に読めちゃいました



お役所の文書ってどうして読みにくいものばかりなんでしょうね…。私の読解力がないのか??


出たーっ!

...別にオバケの話ではありませんf^^;。ついに We Can!2(6年生用)の指導案が全部アップされました。今朝見たときは、Unit4以降はまだ「近日中に掲載」だったので、まだアップしたてのほやほやのようです。あ~、それにしても遅かったよねえ。Hi, friends! のとき以上に待たされた感があります。でも、私が知る限りでは、今年度 We Can! だけで年間70時間分実施する学校はそれほど多くないので、困っている先生は意外と少ない??いや、それでも昨年6月には「9月に掲載予定」と公表していたわけですから、現場が困っているとかいないとか、We Can! を100%使うかどうかではなくて、公約は守らないとね。

いや~それにしてもすごい分量です。ダウンロードも一手間ですが、これ、全部印刷したら大変です…"(-""-)"
さて、この新教材ダウンロード専用サイト、いつまで閲覧できるんでしょうね。

思わず日付入れました

ようやく文科省の新教材ダウンロード専用サイトに5年生の学習指導案例が掲載されました。6年生用はまだです。でもそろそろかな…ってもう4月12日でほとんどの学校は授業始まってますけど~

掲載したはいいけど、もしかしたら閲覧した人から誤りの指摘を受けて、4年生の学習指導案例のようにいったん引っ込めて再掲載、なんてことがなければよいのですが…。念のため5年生用はフォルダ名に4.12と入れておきましたf^^;。ファイル情報の更新日時を見ればわかるんですけどね…。

私の今年度のJTEデビューはまだ10日以上先です。でも教材も変わりますし、パートナーの担任の先生も変わりますし、何と言っても統合して学級数も私の出校日も増えるので、今からやれることをやっておかないと不安です…と言いつつ、3月中の忙しさに比べるとゆるゆるの毎日を過ごしています。いや、本当にそろそろ本腰入れて準備しないと!ゴールデンウィーク中も学校はカレンダー通りに動いているので研修の依頼もいただいていることですし、いつまでも春休み気分を引きずってはいけません。

復活

イースターの話ではありませんf^^;。さきほど文科省の新教材ダウンロード専用サイトを見たら4年生用の学習指導案例が掲載されていました。無事に復活したようです。…で、高学年はまだ?都内の学校はもう昨日始業式や入学式を終えていますけど。

何か間違った?

文部科学省の新教材ダウンロード専用サイトをチェックするのが日課となっている今日この頃。早く高学年の学習指導案が出ないかな…。昨日は1日中出かけていたのでチェックし忘れましたが、今日見てさらにびっくり\(◎o◎)/!なことがありました。先日、いったんは掲載された4年生用(Let's Try!2)の学習指導案が「近日中に掲載」となっていました。何か間違いがあって改めて修正作業中?最初にアップされたものをダウンロードしてしまった人(私もだけど)、さらには紙に印刷しちゃった学校はどうなるの??もし改訂したのなら、「4月〇日改訂版」のような表示が欄外にないと混乱しちゃうよ~。しっかりしてよ!文科省。

それぞれの解釈、それぞれの思惑

4月1日、まだ文科省の新教材ダウンロード専用サイトは閲覧可能ですf^^;。高学年の学習指導案を掲載して1週間くらいはアクセス可能にしておかないと、現場からのブーイングどころでは済まされないかもしれません。

この春休み中、小学校の先生方だけでなく小学校英語教育に携わる色々な人たちの間で新指導要領や新教材についての知識や情報が共有化され、多くの人の理解が徐々に深まっている感触があります。でも一方で、その人の立場によって物事の解釈が色々と分かれているんだな~、という印象もあります。

私が一番懸念しているのが「高学年教科化」について中学校の前倒しに近い解釈をしている人たちの存在です。先日、ある会合で現職の中学校の先生と民間の英語教室の先生3人が話しているのを聞いていたところ、「完全実施になったら小学校外国語は数値評価をするから、高学年は紙でテストをして成績つけるんですよね。」「宿題も出されるのよね。」といった具合です。4人とも疑いもなくこのような言葉を口にしていました。

数値評価=ペーパーテストではないはずです。教科化といっても週に2時間しかないわけですから、宿題を出すことが本当に妥当かどうか考える必要があります。個人的には宿題を出すなら、音声に触れる宿題を出さないとほとんど意味はないと思っていますが、そのための媒体を考えたり家庭の協力などを考えると現実的ではなさそうです。民間の英語教室の先生はともかく、ここは中学校の先生が正しい知識を他の方に教えていただきたかったな…と個人的には思っています。

もう一つ、これは誤解というより地域や学校ごとの解釈の差なのですが「英語専科」の役割です。ある小学校の先生(小学校英語教育に関しては英語教育推進リーダーより先を走っていそうな人)の話では、ここ数カ月で急に「英語専科」を採用したり配置したりしている地域が増えたらしいです。ただ、実際に「英語専科」の役割はまちまちのようです。

おそらく外国語活動にあまり前向きでない小学校の先生方にとって都合のよい解釈は「音楽専科や図工専科と同様、外国語(活動)の時間は、英語専科の先生が1人であるいはALTと一緒にうちの学級の児童を教えてくれて、自分はその時間は空き時間で他の仕事ができる。」というパターンでしょう。実際に今年度からこのような運用をする学校や地域もあるそうで、その根源にあるのは教師の働き方改革、だそうです。これについて部外者の私がどうこう言うものでもないでしょうが、今までの「児童をよく知っている学級担任だからこそT1」という根本的な思想が大きく覆されることになります…これでいいの?

一方で、学級担任がT1で英語専科がT2、ALTが入った場合は英語専科がT3になる、という運用をする予定の学校や地域もあるようです。これは納得。ただ、これも学級担任の意識が育たないと、結局は英語専科に甘えすぎてしまって、いつまでも学級担任がT1として自立しないという危うさも含んでいますし、担任と英語専科の教職歴や年齢によってはどちらかが遠慮して、本来は児童にとってプラスでなければいけない授業が展開できない可能性もゼロではありません。

採用の仕方も英語専科(あるいは肩書は違っていてもそれに準ずる職)を新たに採用する自治体もあれば、現職の小学校の先生の中である程度の英語力がある人を「英語専科」と位置付けて学級担任の外す、という動きもあります。どちらにしても増員には違いないので、ストレートに言うと自治体の経済力次第になってしまうのでしょうね。

付け加えると、現役JTEの中でも「英語専科」というものに対する解釈や思惑がまちまちであることもわかりました。「英語専科」を自治体がどう位置付けるかにもよりますが、専科教員という以上、やはり基本的には教員免許は必須でしょう。小学校全科と中学校英語の両方を所持しているのが理想ですが、少なくともどちらか一方、もしくは小学校全科+英検やTOEICなどの公的な試験で一定以上の英語力が証明できるものがないとこれからは厳しいのではないでしょうか。私の周りのJTEも、長年の経験や地域への貢献は素晴らしいと思いますが、教員免許や専科というものを甘く見ていないかな??と思う人もいないわけではありません。

英語専科になりたい、小学校で英語を教える仕事で食べて行けるだけの収入を得たい、と思っている人は少なくありません。例えば、小学校で音楽を教えて食べて行ける収入を得ている音楽専科(都道府県や政令指定都市の教員採用試験に合格してフルタイムで働いている人)の先生は、音楽だけ教えているわけではなく、委員会活動もクラブ活動も指導し、行事では様々な仕事をこなし、校外学習の引率もします。そういう仕事も含んでいることを理解したうえで、ちゃんと教員免許も取って「英語専科」を目指すべきではないでしょうか。「英語を教えたくて専科教員になったのに、雑用が多いし何で遠足について行かなくちゃいけないの?」なんて言ってしまう人は、日本の小学校のことよくわかってないな~と思います。